怪しげな研究ですね。男の臭いは殆どタバコのニコチンと思うが?子供の頃は犬臭いし(プロピオン酸?)、若い学生はアルデヒドヤケトンなどの玉ねぎ臭で女性教員が卒倒することもある。
アンモニア、酢酸、イソ吉草酸、ノネナールなど中年臭、オヤジ臭、加齢・老化臭と様々なものがあろう。
ミドル脂臭の原因は「ジアセチル」という物質らしい。50過ぎると加齢臭の原因はノネナールという物質という。最近では”スメハラ”という単語まで出来たらしい。
ファブリースが脱臭には最適では?
嫌いな先生に嫌と言う分子を出してみたいという女子大学生がいた!
実験動物、男性の匂いでストレス
James Owen
for National Geographic News April 30, 2014
男性の体臭は、その脇の下の匂いだけで、ネズミにとって、またおそらくは多くの哺乳類にとってストレスになる可能性があることが、最新の研究で明らかになった。
男性の存在によってストレスが誘発されるという発見は、人間でも当てはまる可能性のある大きな発見だ。
これは、マウスやラットが男性の匂いを嗅ぐと不安定になって痛みの感覚が麻痺することが観察されたことが元になっている。痛みが抑制される現象は、動物が危険に直面したときに見られる既知の反応だ。
4月28日に「Nature Methods」誌で発表された論文によると、男性の体臭は
「強い生理的ストレス反応を誘発し、ストレス誘導性無痛覚(痛みの緩和)を引き起こす」
のだという。
実験動物のネズミに見られたこの効果は、男性研究者や彼らが一晩身に付けたTシャツの存在によって生じ、30~45分間にわたって持続したという。
この結果を報告したのは、カナダのモントリオールにあるマギル大学疼痛遺伝学研究室のリーダー、ジェフリー・モギル(Jeffrey Mogil)氏が主導するチームだ。
モギル氏によると、この現象は汗の中に放出された男性関連フェロモンの混合物によって誘発されるもので、マウスやラットに限定されるものではなさそうだという。
「ゆくゆくは、全哺乳類で同じことが起きていることが明らかにされるだろう」
女性研究者や彼女たちが一晩身に付けたTシャツでも同様の効果がないか検証したが、ストレス誘導性無痛覚や類似のストレス効果は見られなかった。
実のところ、女性のTシャツの匂いには、男性の匂いの効果を打ち消す鎮静効果があるとみられる。
◆恐怖の要因
恐怖を感じている動物、例えばハンターに狙われていることに気付いたシカなどは、一時的に痛みの感覚を抑制し、全エネルギーを逃避に注ぐことができる。この現象が、ストレス誘導性無痛覚として知られているものだ。
モギル氏と共同研究者たちがマウスでこの検証を実施したのは、ある実験で痛みの症状を示さないマウスがいることに気づいたためだ。
男性や男性が着たTシャツが存在するとき、マウスは
(1)痛みを麻痺させる無痛覚、
(2)ストレスホルモンの増加、
(3)体温の上昇、
(4)脱糞など恐怖
の兆候を示した。
この研究では、男性の脇の下の汗中に放出され、ネズミたちのストレスを引き起こす3種類のフェロモンあるいは“化学シグナル”が特定された。
「実際に嗅覚刺激となっているのは、化学物質の内どれか1つではなく、複雑な混合物だろうと考えている」
とモギル氏は述べている。
動物が男性の匂いに恐怖を感じる理由は、いくつかの種では生まれつき
「単独でいるオスの匂いに反応して不安を感じる」
性質が備わっているためかもしれないとモギル氏は語る。
「単独でいるオスというのは、良からぬことを企んでいるものでしょう? 獲物を狩ろうとしていたり、縄張りを守ろうとしていたり」
「もちろん危険がない場合、攻撃されることがない場合は、ストレスに慣れてしまう」
とモギル氏は続ける。
「これは非常に強い効果だが、あまり長くは持続しない」
◆ 説得力のある主張
イギリス、ニューカッスル大学神経科学研究所の主任獣医ポール・フレックネル(Paul Flecknell)氏は、今回の研究は実験室内でネズミにかかるオスのストレス要因について、説得力のある主張をしていると述べている。
「多くの人が直感的に何かが起こっていると感じていたが、このような大規模かつ綿密な研究で、これが実際に存在する効果だと示した人はこれまでいなかった」
とフレックネル氏。
「本当に興味深いのは、この効果が当てはまるのは実際には痛みだけにとどまらないだろうということだ。オスの存在によって覚醒レベルが変化すると、あらゆる種類の反応も変化しうる」
この新発見から波及する研究は、動物実験室の枠に収まらないだろう。例えば、ペットの反応が男性獣医師と女性獣医師で異なることも考えられる。
ヒト間での相互作用については、男性の体臭が人々に与える効果は、もしあっても「弱く、短くなるだろう」とモギル氏は考えている。
男は臭い”を科学が証明
皮膚常在菌と皮脂が原因
皮膚常在菌と皮脂が原因
kachispo.com/k/1044/
女性に言われて何がショックといって、意地汚いでも卑怯者でもなく(それはそれでキツイが)、臭いと言われることが何よりも辛く悲しい。そんなこと言うなよ、と思う。
女性に言われて何がショックといって、意地汚いでも卑怯者でもなく(それはそれでキツイが)、臭いと言われることが何よりも辛く悲しい。そんなこと言うなよ、と思う。
体臭はなぜ生まれるのか。ライオン株式会社のビューティケア研究所によると人間の皮膚には細菌が生息しているのだそうだ。
「健康な人の皮膚表面に微生物が生息しています。皮膚常在菌と呼ばれ、皮脂膜の安定や有害菌の増殖を防ぎます」
役に立つ細菌である。役に立つが、菌も生き物だから食べ物が必要である。
だから汗や垢を食べる。
この時、低級脂肪酸やアミン類を排出する。
これが臭うのだ。分解臭と呼ばれ、低級脂肪酸は酸っぱい臭い、アミン類は尿のような生臭い臭いだという。
かなり嫌だろう。夏場の公園のトイレみたいだ。
皮脂は酸化してビニルケトン類となる。ツンと来る酸化臭がするという。
さらに40代以降からは若い時には見られない脂肪酸の一種、9-ヘキサデセン酸が分泌される。
これが酸化してノネナールという物質に変わり、独特の酸化臭が出る。いわゆる加齢臭だ。
汗自体には臭いがないが、それが細菌によって分解されたり空気で酸化したりすることで体臭が発生する(体臭には他にステロイドに由来するものや内臓疾患によるものがある)。
そしてショッキングなことに、男の皮脂分泌量は女性の約2倍であり、皮膚常在菌も多い。体臭の原因が女性を上回っているわけだ。男は明らかに女性よりも臭いのである。
ノネナール
30代加齢臭対策.com/tag/ヘキサデセン酸/
加齢臭の原因物質の中で最も有名な原因物質です。
不飽和アルデヒドの一種で、
「油臭い」「青臭い」
臭いのする物質です。
資生堂リサーチセンターの土師信一郎氏らによって2001年に体臭との関係が発見されました。
土師氏らの研究で、ノネナールは年齢とともに増加することも発見され、この時に「加齢臭」という言葉が誕生したのです。
ですので、「加齢臭」=「ノネナール」と言っても過言ではないほど、加齢臭との関係が深い原因物質です。
「油臭い」「青臭い」といった臭いが特徴で、「加齢臭」「オヤジ臭」の中心になっている物質です。
またノネナールの量は年齢とともに増加し、男性は40代、女性は閉経後に急激に増加します。
対策としては、清潔にすることはもちろん、ミョウバンや柿渋に含まれるタンニンで抑制できるとされています。
加齢臭対策商品の多くに柿渋やミョウバン入りのものが多いのも、このノネナールを抑制する効果があるためなのです。
パルミトレイン酸(9-ヘキサデセン酸)
パルミトレイン酸は、9-ヘキサデセン酸とも呼ばれている脂肪酸の一種です。
パルミトレイン酸自体には臭いはないものの、分解されると分解されるとノネナールを生成し、その際に ろうそく・チーズ・古本のような臭い を発します。
加齢臭に代表される
「脂臭さ」
「青臭さ」
「ろうそく臭さ」
「チーズの臭い」
「古本の臭い」
はパルミトレイン酸が分解される際に発生するのです。
ですので、加齢臭対策の重要なポイントは、パルミトレイン酸をどれだけ減らせるか?パルミトレイン酸が分解した際の臭いをどれだけ消臭できるか?という点になります。
パルミトレイン酸は、様々な動物油、植物油、魚介油に含まれ、特にマカダミア油やシーバックソーン油に多く含まれている事が知られています。
脂分の多い食事の採りすぎに注意する事が、パルミトレイン酸を抑制する近道です。
ペラルゴン酸
Wiki
ペラルゴン酸は、2008年に加齢臭の原因物質として特定された物質です。
ノネナールとは全く違った特性を持ち、使い古した食用油のような臭い を発するのが特徴です。
胸や背中、首周りなど、皮脂腺が多い部分に集中するため、これらの場所から発生する加齢臭の原因物質として注目されています。
ノネナールが40代から増加するのに対し、ペラルゴン酸は30代男性に最も多くみられるため、ペラルゴン酸の臭いは「30代特有の臭い」とも言われています。
ペラルゴン酸による臭いは、紫外線などの外的要因、ストレスや生活習慣の乱れなどの内的要因が影響しているとされています。
そのため、バランスの取れた食事、規則正しい生活を心掛け、ストレスを溜めないようにすることが改善策です。
最近の研究では、「メマツヨイグサ抽出液」に含まれるポリフェノールが、抗酸化作用や美白作用などに加え、ペラルゴン酸が発する臭いを抑える作用があることも発見されています。
ジアセチル
ジアセチルは、2013年11月に発見されたばかりの加齢臭の原因物質です。
バター・チーズのような強い臭いを発生するのが特徴で、低濃度では蒸れたような匂いを発するのが特徴です。
似ているだけでなく、実際バターやチーズの臭いはこのジアセチルが元になっており、マーガリンやバター・チーズ風味のスナック菓子などの香料としても使われています。
人体においては頭皮周辺からジアセチルが生成され、30代~40代でその量も増加するとされています。
そのため、頭皮から発生する加齢臭や、枕のいやな臭いの原因物質として注目されています。
現時点では、数種のフラボノイド含有植物エキスが皮膚常在細菌の乳酸代謝を阻害し、ジアセチルの発生を効果的に抑制することが発見されています。