不正口座、犯罪に悪用…中国人大学院生再逮捕へ
2014年05月07日 17時49分 読売
偽造された在留カードを使って銀行口座を開設したなどとして中国人らが逮捕された事件で、福岡県警は中国人の大学院生の男を不正競争防止法違反容疑で近く再逮捕する方針を固めた。
不正に開設された口座の一部が、WOWOWやスター・チャンネルなどのテレビの有料放送を無料で視聴できるよう改ざんした「B―CASカード」の代金の振込先として使われていた。
今回の事件で口座が犯罪に使われたことを県警が確認したのは初めて。県警は中国人の男女5人を逮捕しており、40以上の口座が不正に開設され、同様に悪用されたとみて、解明を進めている。
捜査関係者によると、再逮捕されるのは朴松傑被告(30)(盗品等無償譲り受け罪などで公判中)。
朴被告は別の中国人らと共謀し、昨年夏頃、インターネット上に開設した販売サイトを通じて、福岡、熊本両県の男性2人にB―CASカード3枚を数万円で販売した疑いが持たれている。