Quantcast
Channel: blog化学
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

相席イヤ…学食に1人用「ぼっち席」広がる

$
0
0
相席の講義室も個室化になるのでは。スマホ世代に合わせる必要があるだろう。
 
一方で日本特有の渋滞高速道路や満員電車なども嫌なものである。
 
 
 相席イヤ…学食に1人用「ぼっち席」広がる
 
2014年06月06日 16時53分 読売
 
 全国の大学の食堂で、テーブルをついたてで仕切るなどした「1人用席」を設ける動きが広がっている。
 
 相席を嫌がる学生が増え、
 
「1人でも周囲の目を気にせず食事をしたい」
 
という声に応えたもので、「独りぼっち」を意味する「ぼっち席」と呼ばれ定着している。
 
 一方で教員からは「学生が交流しやすい工夫が必要」といった指摘もある。
 
 1人でラーメンをすする男子学生や、スマートフォンを見ながらお握りを食べる女子学生。
 
東京都豊島区の学習院大の食堂では昼休み、高さ約40センチのアクリル板で中央を仕切ったテーブルが次々に埋まった。向かいの人の視線が遮られ、
 
「ここなら1人でも落ち着く」
 
と文学部1年の男子学生(19)は話す。
 
 同大では今年4月、学食の改修に伴い、約470席のうち100席を「1人用席」と位置づけた。
 
1人で利用する学生が増えたためで、テーブルを仕切った40席に加え、窓際のカウンター席や、向かい側と視線が合わないよう工夫された三角形のテーブル席も設けた。
 
 学食の改善に携わった瀬谷晴仁・同大キャリアセンター部長(57)は「学生の要望に対応する必要はあるが、大人数でわいわい食べに来てほしい気もする」と複雑な表情だ。
 
 テーブルを仕切った1人用席は、12年に京都大の学食に登場。学生が「ぼっち席」と呼ぶようになった。
 
「ぼっち」は若者言葉で、友人がおらず孤独な状態を指すほか、集団と一定の距離を置くという意味でも使われる。
 
 神戸大の生協食堂でも昨年、6人掛けテーブルの中央についたてを設けた。約90席を用意したところ好評で、今年4月に30席を増設、全座席の1割を占める。
 
 従来のテーブル席は学生が相席を避け、混雑時も空席が目立っていた。
 
「1人用席の導入で、席の利用が効率的になった」
 
と同大生協。国際文化学部3年の男子学生(21)は
 
「手早く食事ができて便利。テーブル席にグループや知らない人がいると気兼ねして座りにくい」
 
と歓迎する。
 
 大東文化大も昨夏、埼玉県東松山市にあるキャンパスの学食(約370席)に、仕切り付きの72席を設置。福井大でも昨年、同様に1人用の64席を設けた。
 
 大学生協が加盟する事業連合によると、改修時に1人用席を設ける学食が増えているが、「対話や交流が学生生活の基本だ」と、増設に反対する教員もいるという。
 
 心療内科医の生野照子・神戸女学院大名誉教授は
 
「今の若者は対人関係が苦手な反面、孤独に見られるのを嫌い、トイレで食事をする極端なケースもある。学生が自然に交流できる場を工夫することも必要だ」
 
と指摘している。
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

Trending Articles