心臓回りはかなりの複雑な電気回路が作動しているのですね。心臓の痙攣が原因なのですね。心臓は単なるポンプではありません。
クボタ社長、死因は不整脈 低い事件性
SankeiBiz 2014.6.5 14:18
クボタは5日、前日に死亡が確認された益本康男会長兼社長の死亡日時は4日午前7時ごろで、死因は致死性不整脈だったことを明らかにした。
クボタは5日、前日に死亡が確認された益本康男会長兼社長の死亡日時は4日午前7時ごろで、死因は致死性不整脈だったことを明らかにした。
警察の調べで判明した。事件の可能性は低いという。
益本氏は4日朝、出張先の東京都内のホテルで、部屋の浴室に倒れているのをホテルの従業員に発見された。
致死性不整脈による心停止について
medtronic.co.jp/your-health/sudden-cardiac-arrest/
監修: 筑波大学大学院 青沼和隆
致死性不整脈による心停止(以下、突然心停止)は、速すぎる脈拍のために、心臓が痙攣したような状態になり、血液を循環させる機能を十分に果たせなくなって起こります。
その状態のまま治療を行わなければ、心臓から血液が送り出せない状態にあるため(心停止発作)、数分で死に至ります(突然死)。
このような危険な状況にある場合、植込み型除細動器(ICD)を使用することによって、異常に速い脈拍を正常に戻すことで、突然死を回避することができます。
原因
心停止発作は、心臓の電気的な問題により、脈拍が毎分200以上の異常な速さになることで、血液を体や脳に送り出すことができないために起こります。
症状
患者さんのなかには、失神等の直前に心臓がバクバクするのを感じたり、めまいがしたりすることで、脈拍の異常を感じ取られる方もいますが、通常は助けを求める前に意識を失ってしまいます(失神)。
発症しやすい人は?
以下に当てはまる場合、突然心停止を発症する危険性が高くなります
•心臓発作(心筋梗塞)を起こしたことがある方
•心不全(心臓のポンプ機能の低下)を起こしている方
•その他の重症の心臓病を有している方
•過去に突然心停止を起こしたことがある方
•突然心停止を起こした家族がいる方
•心不全(心臓のポンプ機能の低下)を起こしている方
•その他の重症の心臓病を有している方
•過去に突然心停止を起こしたことがある方
•突然心停止を起こした家族がいる方
診断
心停止発作発症の危険性は医師が判断します。危険性の評価のために、次のような検査を実施する場合があります。
•心電図検査(ECG)
•胸部X線検査
•心臓超音波検査
•運動負荷心電図検査(ストレステスト)
•胸部X線検査
•心臓超音波検査
•運動負荷心電図検査(ストレステスト)
•心臓カテーテル検査
心臓の電気の流れ
sjm.co.jp/general/catheter/chapter_02
心臓の拍動を司る興奮の電気の流れ道を心臓の刺激伝導系と呼びます。
この心臓のリズムを作り出すところ、これが洞結節といわれる部分です。興奮刺激伝導系を電線に例えると、洞結節はそのもとにあるスイッチといえます。
洞結節は、1分間60~80回の電気的興奮を繰り返しています。そしてこのリズムが心拍動のリーダーシップをとって心臓全体へと伝えられます。
洞結節を出た電気的興奮は、先ず左右の心房へと伝えられます。
心房全体の興奮の後、次に房室結節といわれる部分へ伝播されます。
この房室結節は、心房中隔の心室寄りのところにあり、いわば心房と心室との間の中継所といえます。
その後、房室結節を出た電気的興奮は、その直下にあるヒス束(His:人名)へと伝えられます。
ヒス束を出た電気的興奮は、心室中隔を下がって右心室に向かう右脚と左心室に向かう左脚の2本に枝分れします。
そして、脚からの電気的興奮はプルキンエ線維(Prukinje:人名)に伝わります。
このプルキンエ線維が心筋細胞へ興奮を伝える末端であり、洞結節からの電気的興奮はここが終着駅であります。