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馬鹿げた?「学士」乱立700種

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文科省あある日突然、大学の意向もろくに聞かずに決めた改正である。当時、唖然としたものである。何の魂胆があって?
 
有識者(多くは官僚の意向に沿う無識者であるが)会議などの諮った上意決定である。学問が下劣になるのは致し方ないことなのか。
 
博士、学士の粗製乱立の時代が到来ですね。一流大学でも論文を英語で書けない、先生に書いてもらう院生が多いと聞く。採用した助教が実は論文を書けないという悲劇、喜劇?も生じている。
 
今や昔の理学士や理学博士号は永久の授与されない憬れの学位でしょう。
 
今は学士(理学)とは博士(理学)とかカッコつき博士、学士号しか名乗れないはずですね。博士号などの粗製乱造を率先した文科省の責任は大きい。
 
旧7帝大の学士会にまで奇妙な称号の学士は入会するのであろうか。
 

「学士」乱立700種、嘆く学生「即答できぬ」
 
2013年7月31日17時35分  読売
 
  大学卒業で授与される学位「学士」の名称が過去約20年間で大幅に増え、約700種類に上っていることがわかった。
 
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「キャリアデザイン」(法政大)や「観光交流文化学」(杏林大)などユニークな名称が多く、大学が独自色を出すことで、学生を集めようとしたためとみられる。
 
 読売新聞の「大学の実力」調査で判明した。調査は全国の大学740校を対象に6月に行い、648校の回答を得た。
 
 学士の名称は戦後、大学設置基準(省令)で定めてきたが、基準緩和で91年以降、自由につけられるようになり、年々増加。今回の調査回答では696種類が確認できた。その大学にしか存在しない名称も426種類に上り、約6割を占めた。
 
 「環境情報学」(慶応大ほか)や「国際日本学」(明治大)など、時代に合わせて情報や文化、福祉、国際の言葉を使った名称が目立った。
 
伝統校でも今年度、「グローバル地域文化学」(同志社大)など新しい学士名称を打ち出したところもあり、学生集めに工夫を凝らす必要に迫られる大学の実情をうかがわせた。
 
イメージ 2 ただ、「映像身体学」(立教大)や「キャリア・マネジメント学」(近畿大)、「国際共生教育」(福岡教育大)など内容をイメージしにくいものも多い。
 
「就職の採用面接で学問内容を問われた学生が『即答できなかった』と嘆いていた」
 
(私大教授)といった声も聞かれる。

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