試験問題撮影、一斉メール…医学部生17人処分
2014年07月18日 07時29分 読売
横浜市立大医学部が3月に行った4年生対象の実技試験でカンニングが行われていたことが、同大への取材でわかった。
同大は学則に基づき、関与した学生6人を1~3か月の停学、11人を戒告処分とした。
試験はOSCE(客観的臨床能力試験)と呼ばれ、進級するために必須となっている。
同大によると、試験前日の2月28日夜、4年生2人から指示を受けた3年生2人が、警備員に「忘れ物がある」と偽って試験会場に入り、室内に貼られた試験問題をスマートフォンで撮影。
問題は、別の4年生2人を通じ、全4年生95人に「予想問題」としてメール送信された。
受験した学生が責任者の教授にメールで告発して不正が発覚。
同大は撮影を指示した2人と撮影した2人を停学3か月、メールを送信した2人を停学1か月とした。
メール送信前に相談を受けた11人も「不正に関与した」として戒告とした。