1週間以上の秋晴れ、カボチャ雪化粧にうどん粉病!
長雨と突風の8月が終わりかけた頃からもう1週間以上秋晴れ(実に奇妙な秋晴れ、大陸性の高気圧ではない。)が続きます。聞きなれない千島高気圧の停滞である。大気も乾燥しているというよりも湿っているか?
畑に何やら不穏な動きが。
コスモスの葉が黄色くなりキュウリやカボチャの葉が白くなって来た。皆が忌避するうどん粉病の発生である。カボチャも大きくなりキュウリもかなり収穫したので放置しようか悩む。簡単なのがpHの変更という。中性からアルカリ性か酸性にすると菌は繁殖できないらしい。
木酢液が重曹液でもつくりましょうか?石灰の粉をまくのが簡単かな。早速、来週実験してみましょう。モンサントならうどん粉病の発生しないカボチャやキュウリを作るのかな?
カボチャを本格的に作るのは2014年が最初である。
カボチャはSakataさんの雪化粧を少々作っている。果実は2.3kg前後、ごく強い粉質(ホクホク)で甘みが強く、食味はとてもすぐれています。貯蔵性がよく、3か月たってもおいしく食べられますとSakataさん。
土作りも考えないで栽培中。かなり実が大きくなってきた。<>はSakataさん推奨事項。
<過湿には弱いので、水はけの悪い畑では高うねにします。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、根がよく張る土づくりをします。
植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰約100g、1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料約70gを施します。>
さてうどん粉病対策は?
<果実の肥大期から収穫期にかけて、葉に白い粉をふりかけたようなカビが生じる「うどんこ病」が発生することがあります。
密植や窒素過多を避け、日当たりと風通しをよくします。高うねにするなど水はけをよくします。
カボチャだけでなく、キュウリ、スイカ、ニガウリなどウリ科作物の連作は避けます。病葉は切りとり、持ち出し処分します。>
いつ収穫?
<開花後約40日程度で十分な食味になりますが、開花後50~55日で完熟期に達し、食味、粉質度ともに良好となります。
天気のよい日に、果梗(果実のつけ根)にひびが入りコルク化した完熟のものを収穫します。
風通しのよいところで7日程度風乾します。貯蔵性も高い品種です。肉質はごく粉質で、甘みがあります。>
以下、Q&Aで勉強させていただきました。
着果をよくするには?
カボチャは吸肥力が強いので、元肥は多く施す必要はありません。
窒素肥料が多いと、つるばかり伸びて果実がつかない「つるボケ」になります。
元肥を控え、着果を確認してから追肥します。
春先の低温期や梅雨期は、ハチやアブが飛来しないので、受粉できないことがあります。朝8時までに人工交配をします。気温が上昇すると、花粉の発芽力が低下します。
食味をよくするには?
西洋(栗)カボチャは北海道などの冷涼な気候を好みます。
夜温が高いと、日中葉でつくられた養分が果実へうまく運搬されず、品質が劣化します。
*今年の北海道は異常な暑さでしたから、どうなることでしょう。
一般にカボチャは開花後40~50日、果梗(※つると実を結ぶところ)がコルク化したころに収穫します。
若どりすると、まだ糖度が上がっていません。
収穫したばかりのカボチャはでんぷんが多く、あまり甘くありません。
追熟するにつれ、でんぷんが分解して糖分が増えます。収穫してから10 日以上おいてから食べます。
葉が真っ白になってしまいました。
うどんこ病と考えられます。
うどんこ病は、葉にうどん粉をふりかけたような白いカビが生じます。ひどいと株が枯れます。密植を避け、日当たりと風通しをよくします。
高畝にするなど水はけをよくします。病葉は切りとり、持ち出し処分します。
病虫害は初期に防除します。被害が進んでからでは、薬剤の効果も少なくなります。登録農薬(殺菌剤)を使用する場合は、説明書をよく読み、使用基準を厳守します。
発芽をよくするにはどうしたらよいですか。
発芽には適温(地温)と適湿(水分)と空気(酸素)が必要です。発芽適温は25~30℃(最低10℃、最高40℃)です。温度の低いときのタネまきは育苗器や保温マットなどで適温を確保します。
直まきは地温が上がってきてからタネまきし、ホットキャップをかけます。
乾燥した土では発芽しないので、十分水やりをします。発芽するまでは乾かないようにします。
カボチャの果実が腐ってしまいます。
綿腐病が考えられます。果実の地面に接する部分から発病し、時には葉にも発生します。
病班は不鮮明な水侵状から、後に白い綿状の菌糸が密生して果実が軟腐します。乾燥すると黒色のミイラ状になります。
畑の水はけをよくして、株元にワラなどでマルチングをします。果実の下にもワラなど敷き防除します。