学内で暴言や暴力、中傷メール 弘前大、教授を戒告処分
2014.9.25 13:22 産経
弘前大(青森県弘前市)は25日、学内での暴言や暴力が相次いだとして、大学院理工学研究科に所属する50代の男性教授を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
教授は「指導上のことだ」と釈明したが、既に辞職願を提出している。
弘前大によると、教授は平成24年、理工学研究科の准教授に
「今後一緒に仕事をすることは難しい」
との趣旨の発言をし、「指導能力がない」と准教授を中傷するメールを学外の研究者3人に送信した。
准教授は精神的に不安定となり、学内の施設でカウンセリングを受けた。
同年2月には、指導していた大学院生の尻を傘でたたいたほか、別の教員が指導していた学生に関し、卒業判定会議で具体的な理由を示さず不合格にするよう主張したという。
研究科の教員12人から審査の申し立てがあり、事実関係を調べていた。