手や足の関節痛や腰の痛み、膝の痛みなどでで困っている人々が余りにも多いのが現状である。この論文は、ナス科野菜が原因であるという説を提供している。
なるほど、夏をすぎるころから右指の関節痛が消える理由がわかる。実はナス、キュウリ、トマト、ジャガイモ、唐辛子は畑で大量に育成し食べているのである。特にトマトとナスは大好物なのである。
肉やビールのプリン体ではないのか?なかなか人類を迷わす手ごわい問題でもある。夜の就寝中のこむら返りもソラニン、トマチンなどによるコリンエステラーゼ阻害なのであろうか。
イチローは野菜を食べなかったのでしたか?
ww4.enjoy.ne.jp/~macroway/trans/nightshade
概要
20年間にわたり千四百人以上の志願者を対象に調査した結果、関節炎の原因の一つに食事が浮かびあがってきた。麻酔性植物に分類されるナス科植物・ナイトシェード類は、敏感な関節炎患者における有力な発症原因物質の一つである。
この種類に含まれるのは、
ジャガイモ、
トマト、
なす、
タバコ、そして
黒胡椒(コショウ科に属する)を除くすべての唐辛子類
である。
コリンエステラーゼの働きを阻害するグリコアルカロイドとステロイドが、ナイトシェードの摂取と喫煙を通じて、あるいはカフェインや有機リン系、カーバメート系といったある種の農薬を通じて体内に入り蓄積すると、炎症、筋肉痙攣、痛み、凝りを引き起こす可能性がある。
resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2014/20140913_1
ステロイドグリコアルカロイド
窒素原子を含むステロイドの配糖体。ナス科植物等が生成蓄積することが知られている。ジャガイモではα-ソラニン、α-チャコニンが主なステロイドグリコアルカロイドとして知られ、ジャガイモ食中毒の原因物質とされている。
窒素原子を含むステロイドの配糖体。ナス科植物等が生成蓄積することが知られている。ジャガイモではα-ソラニン、α-チャコニンが主なステロイドグリコアルカロイドとして知られ、ジャガイモ食中毒の原因物質とされている。
骨関節症は、活性代謝物ビタミンD3を含むナイトシェードを長期間摂取および使用した結果であるように見える。
richbone.com/recp/cal/main/hifu
ビタミンD3が過剰になると、肢体不自由と早期身体障害(家畜に見られるような)を引き起こす。
ナイトシェードを厳しく除去しそのほかの調整を少しばかり加えた食事を採用したところ、関節炎および全般的な健康状態が、肯定的なものから劇的なものまで程度の差はあるものの改善した。
はじめに
前回の調査では、ある種の野菜とタバコ、すなはちナス科野菜ナイトシェードと関節炎との関連性を突きとめた。
この調査は、日々の食事からそれまで常食していたナイトシェード野菜およびナイトシェード類の有害な含有成分をもつ化学薬品を排除した志願者千人以上を対象にした調査結果に基づいている。
主要な野菜であるこの種には、九百の属と二千あまりの品種があり、そのなかには
ジャガイモ、
トマト、
なす、
タバコ、
黒胡椒を除くすべての唐辛子類
が含まれる。
ナイトシェード類に属するタバコは、ナス科野菜と親戚関係にあり、心臓疾患、肺疾患、循環器系疾患は元よりガンそのほかの疾病を引き起こす原因であるという報告がなされている。
ナイトシェード類から抽出されたいくつかの成分、例えば
スコポラミン、
アトロピン、
ヒヨスチアミン、
ベラドンナ
などは、医療分野で広く使われている。
また幾種類かのナス科植物、例えば黒ベラドンナやシロバナヨウシュチョウセンアサガオなどは猛毒を含んでいる。
ベラドンナWiki情報
全草に毒を含むが、根茎と根が特に毒性が強い。また、葉の表面にも油が浮いており、これに触れるとかぶれ(ひどい場合は潰瘍)がおきる。主な毒の成分はトロパンアルカロイドで、摂取し中毒を起こすと、嘔吐や散瞳、異常興奮を起こし、最悪の場合には死に至る。
これは、ハシリドコロ属のハシリドコロなどと同様の症状である。ベラドンナのトロパンアルカロイドの成分は、ヒヨスチアミンやアトロピン(l-ヒヨスチアミン)、他にノルヒヨスチアミン、スコポラミン等が含まれる。
これらの物質は副交感神経を麻痺させるため、先述のような症状が起こるのである。また、ウサギなどの多くの動物(鳥類と鹿)はベラドンナを食べても食中毒を起こさないのだが(犬猫は食中毒を起こす)、ベラドンナを食べた動物を人間が食べて死に至ってしまう場合がある。
ただし、用法・用量を守って使用すれば有用であり、成分の強い根茎と根はベラドンナコン(ベラドンナ根)という薬品として日本薬局方にも収められている。ベラドンナコンに含まれるアトロピンは硫酸アトロピンの原料になり、ベラドンナコンの成分を水またはエタノールに浸出させたものはベラドンナエキスと呼ばれる。
mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_18
調査
筆者が関節炎に関心をもったのは、医師から関節炎と診断され、同時に憩室炎にもなり、また第三相人工肛門術を受けた50歳のときだった。
憩室炎の原因は不明であったが、何か“辛い食べ物”が疑われた。
実は筆者は、季節に生トマトといっしょに香辛料入りのトマトジュースを飲んでいた。
そこですべてのナス科野菜とタバコをやめたところ、腸および関節炎の不快な症状が永久に消え去った。
筆者はこれを個人特有のアレルギー症状だと思い、この逸話に富んだ明白な因果関係を数年間もあまり人に話さなかった。
しかし、関節炎の症状を抑えるためにナイトシェード類の食べ物を避けるようになった人たちから、「ほかの人たちを助けるために何かしないのですか?」と尋ねられるようになった。
結局、園芸雑誌にこのことが発表され、関心を抱いた志願者四百名が集まった。
彼らの大部分は、程度に差はあるが関節炎の症状を軽減することに成功したと回答した。1977年、
(1)そのほかの関節炎患者の助けになる可能性を探り、
(2)ナス科野菜の不利な作用を示す文献を調査し、
(3)さらなる志願者を募る目的をもって
(2)ナス科野菜の不利な作用を示す文献を調査し、
(3)さらなる志願者を募る目的をもって
本が出版された。1979年、購読者2453名への郵便葉書返信調査が開始され、30%にあたる673名から回答を得た。
その結果は、“ナイトシェード除去”食事により症状の軽減があったとする回答が72.7%に上った。
改善の程度は、確かな改善(44%)から著しい改善(28%)まで幅があるものの、動かなかった関節が動くようになったり、つえや車椅子が不要になった。
約20%は、回答が曖昧だったり、志願者自身が食事について十分理解していなかったり、また常食している食べ物あるいはタバコを完璧に除去することができなかったことから、食事法が採用されなかったと判断された。
7.5%が否定的な回答だった。
1985年から86年にかけて、別の新たな本(1981年出版)の購読者五千人を超える人たちに対する調査が行われた。この調査では4ページにわたる詳細な質問項目が設定された。回答を得たのはわずか8.6%にあたる434名からであったが、より広範な情報が得られた。新しい食事法に関する著書を注文した読者五千人以上への調査から、以下の情報が得られた。
•五千人を超す著書注文者のうち、回答者は434人(8.6%)であった。
•医師によって関節炎と診断されたのは、回答者の85%であった。
•79%の人が薬を処方されており、このうちの80%の人が薬によって何らかの一時的な症状の軽減があった。
•52%の人が厳格に食事法を採用したと判断され、48%が時たま“脱線する”と判断された。
•厳格に食事法を採用した人の94%が、完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•時折“脱線”組の50%が、完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•全体では、68%が完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•こちらの不注意から、喫煙についての質問を省いてしまった。喫煙について回答が得られていば、結果にいくらか影響を与えたと思われる。
•医師によって関節炎と診断されたのは、回答者の85%であった。
•79%の人が薬を処方されており、このうちの80%の人が薬によって何らかの一時的な症状の軽減があった。
•52%の人が厳格に食事法を採用したと判断され、48%が時たま“脱線する”と判断された。
•厳格に食事法を採用した人の94%が、完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•時折“脱線”組の50%が、完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•全体では、68%が完璧な改善もしくは相当な改善があった。
•こちらの不注意から、喫煙についての質問を省いてしまった。喫煙について回答が得られていば、結果にいくらか影響を与えたと思われる。
今回の調査では68%がさまざまな程度の関節炎症状からの回復が見られたのに対し、第一回目の調査では72%だった。志願者の85%が医師により関節炎と診断されていた。厳格な食事法を実践したのは全体の52%で、そのうちの94%が完全な回復もしくはかなり回復した。
時々“脱線”してナイトシェードを食べたのは全体の48%で、そのうちの50%が関節炎症状から完全な回復もしくはかなり回復した。
1970年代の終わりにシャーマン氏によって、ナイトシェード類を排除した食事を実践しようとする関節炎患者三千人以上を対象にアンケート調査が実施された。回答はわずか290名(9.7%)だった。
回答者の年齢は20歳代から80歳代までで、各人がさまざまに異なった関節炎の症状をもっていた。12%は、回答がなかった。約87%から肯定的な回答を得た。15%が、85%の回復と答えた。
軽減された主な症状は、
痛み、
やわな関節、
筋肉痙攣
で、動きがかなり回復するとともに痛みをこらえることもぐんと減った。
このアンケート調査に回答した志願者数は全体で千四百人以上であったが、連絡を試みた人からの回答率は一般に低い。その理由は、一つは食事法に従うことへの難しさがあるかもしれない。
ナイトシェード類は、ほかの食べ物(生であれ加工食品であれ)のなかに混ざっているので、こうしたすぐに食べられるものや多少常習的になっている食べ物やタバコを排除することはしばし難しい。
志願者らが食事を制限することについては、強い動機づけが必要である。
ラットによる実験
ジャガイモがルリヤナギの例と同様にビタミンD3を自然に生成して、家畜に見られるようにラットにおいても病気を引き起こす原因になるかどうかを確かめるために、二つの飼料供給動物実験がラトガース大学のスタンキビッツとエヴァンスによって行われた。
実験1では、ラットに与えられる飼料にはそれぞれ0%、5%、15%、25%、35%のジャガイモが含まれ、それぞれにつきビタミンD3を添加したものとしないものが用意された。
実験2では、ビタミンD3の代わりに乾燥ジャガイモ0%のものと50%のものが用意された。ミネラル成分の比率とビタミンD3は、乾燥ジャガイモと(もしくは)ジャガイモの皮の含有率が変わるに従って、標準必要量の比率を基に調整された。
乾燥ジャガイモの含有率の上昇は、大腿骨に含まれるカルシウム、マグネシウム、リンを増やし、乾燥ジャガイモの含有率が高いときに血清中のヒドロキシプロリンを低下させた。軟組織のミネラル化は事実上見られなかった。
しかしながら、肝臓中の亜鉛と銅は、乾燥ジャガイモ含有率が上昇するにつれて直線的に増えた。
実験2では、乾燥ジャガイモの皮の含有率の上昇は、大腿骨に含まれるヒドロキシプロリンを増やし、大腿骨中のカルシウムとリンを増やす傾向を示した。
一方、血清中のヒドロキシプロリンは減った。乾燥ジャガイモの皮が食事中20%を越えたときにかぎり、体重は減少した。その間軟組織のミネラル化は見られなかった。
乾燥ジャガイモと乾燥ジャガイモの皮の相互作用によって、大腿骨中のヒドロキシプロリン、カルシウムとリンが直線的に下降する一方、腎臓中のカルシウムとマグネシウム、心臓中のカルシウムは上昇した。
この間、体重は減った。同様に、ビタミンD3と乾燥ジャガイモの相互作用によって、大腿骨中のマグネシウムとカルシウムが減少する一方、腎臓中のマグネシウムは増加し、肝臓中の亜鉛と銅は減少した。
結論は、ジャガイモの含有率が低いとき骨のミネラル化が促進されるのは、おそらく腸内でのカルシウム、リン、マグネシウムの吸収率が上がるためだと思われる。
これとは反対にジャガイモを多く摂取すると、骨中のミネラル成分が減少し、また軟組織のミネラル化も減少する。そして体重が減少する。
動物関連
1900年代の初めより、家畜研究者らによって家畜動物に関節炎に似た病気があることが報告されていた。
この病気は慢性で、無能化と衰弱が顕著になり、最終的に、
動脈硬化症、
高カルシウム血症、
甲状腺萎縮症、
C細胞増生、
大理石骨病、
骨壊死、
軟組織石灰沈着、
早期死亡
に至る。
報告された国は、アルゼンチン、アメリカ合衆国、ブラジル、ハワイ、ジャマイカ、オーストラリア、ヨーロッパである。この病気の主な犯人はナス科植物であることが特定されていた。
この種類に属するのは、ルリヤナギ、ソドムのりんご(ジャガイモ、なすと同じ属)、黄丁子草、銀杯草である。ドイツアルプス地方に植生する牧草の蟹釣草も、この病気に関連がある。
農民らは、この病気によって家畜が死ぬこと、とりわけ若い家畜が牧場のナイトシェード植物を誤って口にしたときに死ぬことをかなり以前から知っていた。
ほぼ一世紀間の文献のなかに、家畜がかかるこの病気について、家畜がジャガイモを含むナイトシェード植物を特定の状況下で食べたときに死亡することが報告されている。
家畜への調査結果に基づき、ナイトシェード類のなかに自然に含まれるビタミンD3は、現在ラットに対して0.075%の濃度で非常によく効く毒性物質として利用されている。
ナイトシェード類は少なくとも二つの健康上の問題点を引き起こす。ナイトシェード類は、コリンエステラーゼを阻害するグリコアルカロイドとステロイドを含んでいる。
そのほかには、ジャガイモとなすに含まれる麻酔性のソラニン、トマトに含まれるトマチン、タバコに含まれるニコチン、菜園胡椒類に含まれるカプサイシンがある。
これらの阻害物質が単独もしくは別のコリンエステラーゼ阻害物質、例えばカフェインや、殺虫剤を阻害する組織的コリンエステラーゼを含む食べ物のなかの不純物質などといっしょに体内に蓄積すると、麻痺したような筋肉痙攣、痛み、やわらかさ、炎症、固い体の動きといった症状となって表れることがある。
Tomatine ja.wikipedia.org
こうした症状は、摂取していたものをやめると数時間から数日の間に消える可能性がある。
敏感さは人によってまちまちである。
二つ目の問題は、ナイトシェード類(分析されたそれらの種)が、家畜に見られるさまざまな症状、
軟組織やじん帯・腱への石灰沈着、
主要動脈および主要静脈血管壁のミネラル化、
大理石骨病
主要動脈および主要静脈血管壁のミネラル化、
大理石骨病
とそれに関連する病気を引き起こす非常に活発な活性物質ビタミンD3を自然に生成するその能力である。
そうするうちに家畜は脚の不自由さが進行してやがて歩行不可能になり、最後には死に至る。発症と並行して、関節炎に似た症状と関連のある肝臓そのほかの組織における銅不足が見られる。
そのほかの原因として考えられるのは、カプサイシンなどサポニンに似たグリコアルカロイドである。
カプサイシンは、敏感な人が過剰に摂取した場合消化器官壁を刺激し、また潰瘍、憩室疾患、ポリープなどを引き起こす。
ナイトシェードは生体外実験から赤血球破壊を引き起こす可能性があり、ステロイド系アルカリ性物質が腸内ですばやく吸収される。このことは、ひょっとしたら神経系の症状に関係するかもしれない。
結論
デイビスは以下に述べた。
『ビタミンD(D3)の活性形態が、三つの異なった属のなかの少なくとも三品種に存在するという証拠は、食事の果たす役割の可能性とカルシウムとリンの代謝に関して多くの疑問を投げかける。
家畜の飼料のなかに共通して含まれているのと同様に人の食事のなかにも、少量であっても意味を成す量のビタミンDの活性形態をもつ植物がそのほかにも多数存在するのだろうか?
そのような化合成分を、骨軟化症の発症を抑制するために利用することができるのだろうか? ビタミンDの活性形態がカルシウムの異常吸収と接続する組織への沈殿物を促し、病気を発症させることがあり得るのだろうか?
明らかに、植物がビタミンDの活性形態を生成するという発見は、広大な新しい研究分野をひらくことになった。これは、人と家畜の健康にとって、到達までの道のりは遠いがとても重要な意味をもつものである。』
キングスベリーは以下に述べた。
『古代より一般に信じられていたナイトシェードは毒性植物であるという評判にもかかわらず、毒性をもつどんな品種についてもほとんど実験が行われてこなかった。・・・実験を求めるものである。』
タバコについては既に行われているが、さらなるナイトシェード野菜の調査は、心臓、循環器系、ガン、そのほかの病気を治癒するのに役立つことだろう。
病気を治すのには、
1に、原因を取り除くこと、
2に、自然治癒力が働くのを助けてあげること、
だと思う。
いくら、薬やサプリや「からだにいいもの」をとっても、自分のからだにあわない物を食べ続けたり、その他、からだに害となる生活習慣を続けていたら、いたちごっこだ。