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炎色反応?化学実験で発火、女子生徒重傷

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イメージ 3白金線に金属塩水溶液をつけてガスバーナーの炎の中に入れるのがオーソドックスですが、最近は劇的に楽しくというのでアルコールに金属塩を混ぜて火をつけるという。これはかなり危険である。
 
顔にヤケドは大変ですね。
 
アクリル板などの防護壁越しに観察させるべきである。
 

Professor Hunter- Epic Chemistry Teacher
https://www.youtube.com/watch?v=YNk-JjVucNQ
 
イメージ 1
 
下記の固形化であれば良いかな?

hst.titech.ac.jp/~meb/2000/enshoku

固形燃料による炎色反応

実験者  飯干 雄策、平碆 直也
1.目的
 通常、固形燃料の炎には色が着いていないので、炎色反応を利用してその炎に色をつける。
 
2.実験・操作
 (1)ステアリン酸+エタノールによる固形燃料の作り方
 
各種金属塩(塩化ナトリウム(NaCl)、塩化バリウム(BaCl2・2H2O)、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化カリウム(KCl)、塩化銅(CuCl2・2H2O)、塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O)、塩化ストロンチウム(SrCl2・6H2O)、塩化リチウム(LiCl))を、それぞれ精製水50mlに湯せんしながら、飽和するまで溶解し金属塩溶液を作る。

エタノール20mlとステアリン酸4.0gを混合し、湯せん鍋で温めてステアリン酸を溶 解させすばやく金属塩溶液4.0mlを入れ軽く混ぜ合わせ放置冷却する。固まったら、蒸発皿などで燃やす。

 (2)ステアリン酸+エタノール+NaOH
 エタノール20mlとステアリン酸4.0gを混合し、湯せん鍋で温めてステアリン酸を溶解させ、すばやく金属塩試料溶液4.0mlとNaOH0.8gを入れ軽く混ぜ合わせ放置冷却する。固まったら、蒸発皿などで燃やす
 
 (3)エタノール+酢酸カルシウム
 溶液A(エタノール30ml )と溶液B(酢酸カルシウム7g、精製水20ml)を用意する。溶液A5mlを小さなビーカーにとる。溶液B3mlを2つ目のビーカーに入れ、溶液Aを溶液Bに注ぎ混ぜる。固まり具合をみて、溶液Aを微妙に調整する。(固形燃料のみ)また、溶液A12mlと各金属塩飽和溶液2mlと溶液B2mlを順に混ぜ、炎色反応を確認する。
 
 (4)石けん+酢酸
 石けんをナイフで細かく切り刻み、お湯に溶かし、酢酸を加えた後しばし放置する。放置後、液面に膜ができたらそれをガーゼに取り水をよく切り、形を整える。
 
3.結果
 (1)固形燃料の固化
 
ステアリン酸+エタノール
 どの金属塩飽和溶液を加えても固化した。燃焼させるとそれぞれの金属特有の色が見られた。

ステアリン酸+エタノール+NaOH
 どの金属塩飽和溶液でも固化した。燃焼させると、NaOHが入っているせいか、どの金属塩飽和溶液にもオレンジ色が強く出ているように見えた。

酢酸カルシウム+エタノール
 CaCl2、KClはゲル状に固化し、他は固化しなかった。固化したCaCl2、KClは、それぞれ赤と紫色の炎が確認できた

石けん+酢酸
 ロウ状に固化するがうまく燃焼しなかった。

 (2)炎色反応の色
  aの方法を採用することにし、以下の炎色反応が確認できた。
NaCl
 オレンジ(少し黄色がかっている)  
LiCl
 赤  
KCl
 紫とピンクの間  
CaCl2
 赤  
SrCl2・6H2O
 赤  
BaCl2・2H2O
 オレンジ  
CuCl2・2H2O
 緑(少し青っぽい)  
MgCl2・6H2O
 オレンジ
 
4.考察
bの方法は、aと違ってNaOHが入っていることにより各金属特有の炎色反応の他に、Naのオレンジ色が出てしまい、他金属の固有の色が見えにくくなってしまったと考えられる。

cの方法では、Caよりイオン化傾向が大きい金属に関しては、固化すると予想したが、実際はCaCl2、KClのみがゲル状に固化し、他は固化しなかった。
dの方法では、ロウ状の物質が得られた。しかし、うまく燃焼してくれなかった。
採用したaの方法では、結果のように、すべての金属の炎色反応が確認することがで きた。改善すべき点としては、金属の種類によっては、市販品のようにきれいに固化しないものがあり、それぞれの試料によって試薬の量を調節する必要があることである。
 
指導教官  鈴木 長寿
 

Five Chemical Flame Test Kit - Make Red, Yellow, Green, Violet and Blue Flames
https://www.youtube.com/watch?v=EXiXwdKpw_U
 
イメージ 2

 化学実験で発火、女子生徒重傷 千葉・浦安の高校
 
2014.11.20 00:03更新   産経
 
 19日午後2時半ごろ、千葉県浦安市の東海大付属浦安高校で、化学の授業で実験中に薬品が燃え上がり、3年の女子生徒(18)が顔などにやけどの重傷を負った。
 
 浦安署によると、3種類の液体それぞれに薬品を加えて着火すると、炎の色が異なることを確認する実験をしていた。女子生徒の液体に火が付かなかったため薬品を追加して着火したところ、燃え上がったという。
 
 授業は化学実験室で行われ、教員2人が指導し、生徒19人が6班に分かれて実験していた。
 
同署が詳しい原因を調べている。
 

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