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打ち上げ迫る「はやぶさ2」、6年半の旅へ

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2020年皆様の年齢は?

「はやぶさ2」生命の起源を探る旅
 
2014年11月27日(木)11時0分配信 R25   news.nifty.com
 
いよいよ11月30日の「はやぶさ2」打ち上げが目前に迫ってきた。
 
世界で初めて小惑星に着陸して微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機にあたる。初代「はやぶさ」は小惑星イトカワに着陸してサンプルを収集し、約7年・60億キロに及ぶ旅を経て2010年に地球へ帰還した。
 
その偉業は世界中から称賛され、3本も映画が作られるほど盛り上がったのはご存じの通り。
 
だが、その挑戦は終わってはいなかった。今回「はやぶさ2」の打ち上げは、一連のプロジェクトの第2幕にあたる。
 
もともと「はやぶさ」の打ち上げは、「太陽系の起源を解明し、地球や生命誕生の手がかりを得る」という壮大な研究テーマのいわば序章だった。
 
イトカワを目指したのも、太陽系が形成された当時――小惑星が衝突を繰り返し、地球のような惑星に成長する過程――の姿をとどめているのではないかと期待されたためだ。
 
試料を持ち帰って分析することで、太陽系の起源に迫る手がかりを探ろうとしたのだ。
 
「はやぶさ2」はその(研究)成果を踏まえた第2幕の挑戦として、宇宙に飛び立つことになる。目指すは小惑星「1999 JU3」。
 
イトカワとはまた異なるタイプの小惑星で、イトカワより多くの有機物や水分――いわば生命の源――を含む鉱物でできていると考えられている。到達予定は打ち上げから4年後の2018年半ば。
 
1年半ほど“滞在”して探査を行い、東京オリンピックが開催される2020年末頃に地球に帰還予定となっている。
 
今回の挑戦についてJAXA広報部長の上垣内茂樹氏は、
 
「日本の技術の粋を集めて、人類の未知の科学に挑戦するプロジェクト。2020年に小惑星のサンプルを無事持ち帰ることができるよう、応援をお願いします」
 
と語る。
 
6年半に及ぶ宇宙への旅立ちに、ネットから手軽にエントリーできるのは魅力的。恋人や家族など、大切な人と一緒に写った写真を投稿すれば良い記念になる。お子さんのいる方なら、将来の“宇宙少年・宇宙少女”が生まれるきっかけになるかもしれない。
 
果たして「はやぶさ2」の旅はいかなる夢とドラマをもたらしてくれるか。探査結果に期待を込めて、旅立ちを見送りたい。
 
(目黒 淳)

 monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1304/12/news004
 
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