ヒマラヤで幻の花撮影 60年ぶり「メコノプシス…」 札幌の写真家梅沢さん
(道新11/28 17:01、11/28 20:25 更新)
標高約4千メートルの高山地帯で撮影したメコノプシス・テイラーイ=今年7月、ネパール・マチャプチャレ(梅沢俊さん撮影)
札幌在住の植物写真家梅沢俊さん(69)が、ネパール・ヒマラヤ山脈で1954年に採取されて以降60年間目撃報告がなく「幻の花」とされていたメコノプシス・テイラーイの撮影に成功した。
29日に札幌市内で開かれる高山植物の市民フォーラムで報告する。
東大総合研究博物館(東京都文京区)によると、メコノプシス・テイラーイは54年に英国人グループがヒマラヤ山脈で発見したケシ科の植物。
持ち帰った標本は、ロンドン自然史博物館や同館と協力関係にある東大総合研究博物館で保管されてきた。
北大農学部出身で、希少な高山植物などの撮影に約40年間取り組む梅沢さんは、昨年7月にネパール入りして10日間、調査したが、発見できなかった。
今年7月に2回目の現地入りをし、ヒマラヤ山脈のひとつ、マチャプチャレの中腹で多数の花が咲いているのを発見、撮影した。高さは1メートル前後で、おわん型の直径10センチ前後の花は鮮やかなピンク色だった。
Machapuchare
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