<異能べーション> 五感使いPC操作など…10人総務省選出
毎日 12月19日(金)21時9分配信 headlines.yahoo.co.jp
総務省は19日、奇想天外な発想で情報通信分野の課題に挑戦する人を募る新事業「異能べーション」(通称「変な人」プロジェクト)で、大学の研究員や主婦ら10人を選んだと発表した。
10人は来夏をめどに研究を進め、同省は研究成果を元に産業競争力強化につながる新技術や新サービスなどを創出したい狙いだ。
選ばれたのは、普段は会社員として働きながら自宅で独自に研究を積んでいる人や学生、自営業など20代~40代の男女。
研究内容は「超音波の制御機器を開発し、軽いモノなら手を使わず空中で操れるようにする」「人間の五感を感じてコントロールできる機能を搭載した耳飾り型のコンピューターを開発する」などユニークなものばかり。
同省は
「成功する確率が高いかよりも、独創性があるかどうかを重視して選考した」
と説明している。
10人に対しては1人年間300万円を上限に研究開発費が支払われる。
【横山三加子】
◇主な研究テーマ・内容
・超音波の制御装置を開発し、手を使わずモノを空中で操作する
・ヒト型ロボットに、違和感のない眼力(めぢから)を与える
・メガネ型端末を使い、離れている家族らと自然なコミュニケーションを可能にする
・植物の中に人間の遺伝子情報を保存する方法を開発し、新しい弔い方法を提案する