環境省、水銀使用製品の製造禁止
2015年 02月 6日 19:29 JST jp.reuters.com
水銀被害の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」の批准に向け、環境省が今国会に提出する法案の概要が6日、同省への取材で分かった。
蛍光灯や電池など水銀使用製品の製造を原則禁止するほか、水銀が適正に保管されるようルールを定め、事業者に国への定期的な報告を求める。
法律名は「水銀による環境の汚染の防止に関する法案」(仮称)。
水銀の採掘や、水銀を使った金の採取を禁止する。
このほかに大気汚染防止法の一部を改正し、石炭火力発電所など大気への水銀排出量が多い施設に規制を導入、排出基準の順守を義務づける。
水俣条約は2013年に熊本市で開かれた外交会議で採択された。