司法試験合格2049人 53人減、なお低迷
'13/9/10 中国新聞
法務省は10日、2013年司法試験に昨年より53人少ない2049人が合格したと発表した。
合格率は1・7ポイント上昇し26・8%で、2年連続前年を上回った。政府は既に司法試験合格者数を年間3千人とする計画を撤回。
今後、大幅な増加はないとみられる。
合格率の上位5校は
(1)慶応大56・8%(合格者201人)
(2)東大55・2%(197人)
(3)一橋大54・5%(67人)
(4)京都大52・4%(129人)
(5)愛知大42・9%(12人)。
東海大、神戸学院大(募集停止)、姫路独協大(廃止)は合格者ゼロだった。
受験者数は昨年より734人少ない7653人だった。
合格者は男性1572人、女性477人。
平均年齢は28・4歳で、最年長は57歳、最年少は20歳だった。大学で法律を学んでいない人が中心の未修者コース(3年)修了者の合格率は16・6%、既修者コース(2年)が38・4%で、12年より差が開いた。
一方、法科大学院を修了せずに受験資格を得た予備試験通過者の受験は今年で2年目。167人中120人が合格し、合格率は71・9%だった。
www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3867
司法試験は受験資格を得てから5年で3回までしか受験できない。今年は1334人が3回目の不合格となり、受験資格を失った。
政府は3千人にかわる適正な法曹人口を提言するため、近く内閣官房に専門部署を設置し調査を始める。合格率の低い法科大学院に、修了しても司法試験の受験資格を与えないなどの法的措置を取れる制度の創設や、司法修習制度の見直しなども検討する。
legalnet-ms.jp/topics/2013/
law-school.doshisha.ac.jp/02_entrance_ex/goukakusya