シーグフィルムは1平方メートル1万5千円(工事費込み)もする高価なもので、東大、高級ホテル、公共施設などに導入されているという。
断熱フィルム効果、根拠なし=冷暖房効率「40%UP」―消費者庁
時事通信 2月27日(金)15時41分配信 headlines.yahoo.co.jp
断熱フィルムを窓ガラスに貼るだけで冷暖房効率が「最大40%向上する」などと、根拠がないまま広告表示したとして、消費者庁は27日、製造元の翠光トップライン(東京都台東区)とグループ会社ジェイトップライン(文京区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。
問題の商品は「シーグフィルム」。
ジェイトップラインなどによると、特許を取得した技術を使っており、民間住宅のほか、国立国際子ども図書館(台東区)や東京地・高裁などの合同庁舎(千代田区)などの公共施設でも導入されている。
同庁によると、2社は04年ごろから、ホームページや施工代理店向けの資料で、
「窓ガラスから入る熱を40~50%削減」
「冷暖房効率が3~40%アップ」
などと宣伝。
翠光トップライン側は同庁の調査に計測データを示したが、効果の算出方法が不明で、合理的な根拠とは認められなかったという。