今回の副鼻腔前頭洞のう胞の摘出手術後、オペ室から病室に戻り、横になっていた。絶対起き上がらないようにと言われたがオシッコがしたくてトイレへ。若い看護師に尿瓶を頼むのは嫌なので。
フラフラしながらトイレへ、そこで喀血。寝床に戻り喉呼吸で乾燥して大変なのでペットボトルを取りにまた起きる。看護師に見つかり、もう責任負えませんとキツイお叱り。
その直後、大量の血を3度吐き、病室は大変な状況に。洗面器一杯はあった。
半分、死んだ状態でもう駄目だなと思う。財産分与はどうするとか考える。どうも喉から血を飲まないで吐いてくださいということが分からないようだったようだ。手術中も胃に血が流れていたのか?赤いのでそうではないかな?
実に微妙な現象なのである。それをうまく捉えることができるようになってからは、喀血は収まった。やはり、医師、看護師にすべてを任せるだけではなくて患者側も自ら工夫することが大事であることを悟った。一人の看護師がベッドを数度傾けると血の出具合がわかると適切なアドバイス。
口呼吸が大変と訴えても誰も適切なアドバイスはできないのである、自らの工夫で濡れたタオルを口に噛んだり、濡れたマスクをしたり、加湿器をお願いしたり様々なことが必要であった。
さて吐き気の原因はヘモグロビンの鉄(II)か?
鼻出血(びしゅっけつ)
medical-certificate.net/097/101/post_374
一般的にいう「鼻血」のことを指します。鼻をかんだときに少量出血する程度のものから、口から大量に血を吐くものまでありますが、その内約9割が鼻中隔の入り口近くである「キーゼルバッハ部位」からの出血です。
キーゼルバッハ部位には血管が多く集まっています。
鼻出血を起こした場合は、綿球やガーゼを鼻に詰めて、出血している側の小鼻をしばらく押さえて安静に努めます。
血がのどにまわって飲み込んでしまうと吐き気や嘔吐の原因となるため、座った状態でややうつむき加減の状態を保つことでのどに血液がたまるのを防ぐことができます。
この状態を15分程度保ってもなお止血できない場合には早急に耳鼻咽喉科を受診します。
鼻出血 「キーゼルバッハ部位」 Kiesselbach's area
inoue-jibi.com/sick/sick14.
鼻出血は多くの方が経験したことのある症状だと思いますが、突然、鼻血が出てくると不快ですし、なかなか止まらないと不安になるものです。
鼻の中は、もともと血の巡りの良い場所ですが、鼻の穴の内側、入り口から1cm付近の動脈と静脈が集まっている「キーゼルバッハ部位」と呼ばれるところは特に血が出やすい場所として有名(子供の鼻血のほとんどがこの場所)です。
ここからの出血は、鼻の中に綿やティッシュを詰めて鼻の柔らかいところ(鼻翼)を親指と人差し指で強く5分以上つまみ続けることでほとんどの場合止まります。
この際には、鼻で呼吸できませんので口呼吸になりますが、鼻の奥から口へ回ってくる血液を飲み込むと、後で気持ちが悪くなりますので、椅子に座って下を向き、口に回ってきた血液を吐き出すようにします。
それでも止血できない場合には、耳鼻科を受診してください。
鼻の中に止血剤を浸したガーゼなどを詰める、あるいは電気メスで出血している血管を焼灼するといったことで多くの場合、止血ができます(出血がひどい時には、受診前にあらかじめ電話をしていただけると優先的に対応ができますので、よろしくお願いします)。
また、中高年以降の方ではキーゼルバッハ部位以外に鼻の奥(下甲介後端部)の血管から大量の出血が起きることがあります。
この部位からの出血は鼻をつまんでいるだけでは止まらないばかりでなく、耳鼻科の外来処置でも十分な圧迫ができないために止血し辛く、入院して手術(顎動脈結紮術など)を行わなければならなくなることもあります。
鼻出血が生じると、脳の出血を心配する方がいますが、脳からの出血が鼻に出てくることはありませんので、その意味では心配はありません。
しかしながら、脳梗塞予防のために血液が固まりにくくなる薬を内服している方などの場合には、鼻血ばかりでなく、脳の出血が起きた時にも止まりにくいわけですから注意が必要です。
一方、少量の出血が長期間続く場合には、癌などの腫瘍からの出血の可能性もありますので、是非、耳鼻科を受診されるようお勧めします。