現代のマイケル・ファラディーが中々出てきません。マイクロ水力発電に期待したいですね。ファラディーのクリスマス講演の「力と物質 (岩波文庫)」を読んで驚いた。講義のうまいこと!
第一日目の重力の説明には魅了されてしまった。題名はチカラと物質の方がベターかな?
まえがきはCrookes菅で有名なクルックスで意味深長なことを述べている。
ファラデーの許可を得たウィリアム・ クルックスが講演の速記録をまとめたものらしい。
npg.org.uk/collections/search/portrait/mw203965/Sir-William-Crookes
”「物質」と「力」はどちらが最初のものでしょうか?
私たちがこの疑問について考えようとするならば、力なしの物質というものも、物質なしの力というもの考えることが不可能だということに気づかねばなりません。
神は地球を構成する諸元素を創造なさったときに物質が物質に作用する時に開放されてあらわになるある種の驚くべき諸力を創造なさったのです。”
(井口博士情報)
(井口博士情報)
Wiki情報
1875年ころから、陰極線(放電現象)に興味を持ち、従来より真空度の高い放電管を作って、研究を行った。
クルックス管を発明し、この中に羽根車をおいて、陰極線をあてて回転させた実験は有名である。
この実験により、陰極線は帯電した微粒子からなることを明らかにした。この微粒子は、その後電子と名づけられ、ジョゼフ・ジョン・トムソン、ロバート・ミリカンらによって、その性質が明らかにされていった。
クルックスはクルックス管で実験を行うと、周囲の写真乾板を露光させる現象があることを認識していたが、それを深く追求はしなかったため、X線発見の機会を逸してしまった。15年後、同様の現象を見出したレントゲンにより、X線が発見された。
ssplprints.com/image/88917/sir-william-crookes-english-chemist-and-physicist-1850
After studying at the Royal College of Chemistry, London, Crookes (1832-1919) went on to make significant contributions in several fields of science.
He invented the radiometer (1873-1876), a device that responds to light or other electromagnetic radiation (which led to research in vacuum physics), and the spinthariscope (1903) which made individual alpha particles visible.
He also discovered the element thallium, and was an authority on sanitation and agriculture.
小型水力発電、試作中 京都府立工業高、地域活性化に期待
2015年08月18日 17時30分 京都新聞
京都府福知山市石原の府立工業高が、兵庫県篠山市で開かれている「高校生マイクロ水力発電アイディアコンテスト」に出場している。
集落の水路に設置する小型水力発電機を開発するコンテストで、生徒たちは地域に役立つ発電機を目指して試行錯誤している。
コンテストは篠山市や住民などでつくる実行委員会が、地域振興や水力発電発信を目的に初めて開催し、同市などの3高校5チームが参加した。
農山村地域の篠山市大芋(おくも)地区の水路で5~10月に現地調査や住民との話し合いなどを行って、水車のアイデアや技術力などを競う。
府立工業は機械プランニング科の3年生6人が水力発電機を製作中。
すでに金属のフレームを旋盤などの機械を生かして作り、直径90センチの木製水車も試作した。
今月には大芋地区の市野々の水路で実験も二回行い、水の取り込み口を改良して発電の効率を高めた。
今後、水車をステンレス製と強化プラスチックに変えて装置を完成させる予定。
「イルミネーションに使いたい」などの住民のニーズを聞き、電気の使い方も提案する。
吉見祐希君(18)は
「実験でうまくいかないこともあったけど、形になってきた。地域活性化につなげる水車にして大賞を狙いたい」
と意気込む。