レノンの指導記録競売に 宿題しない、私語やめない
2015年9月23日 22時41分 中日新聞 【ロンドン共同】
ビートルズのメンバーだった故ジョン・レノンが15歳のころ、問題行動を教師にたびたび指摘され、居残り指導を繰り返し受けたことを記録した書類が29日、ロンドンで競売に掛けられる。競売大手サザビーズが23日、発表した。
レノンが通っていた英中部リバプールの高校で1970年代に見つかった。記録は55年9月から始まり、「No Hwk」(ノーホームワーク=宿題をやらなかった)、「注意しても私語をやめなかった」などと列挙されている。
サザビーズは
「反抗的な性格と権威に対する不敵な態度が15歳の時点で確立していたことが分かる資料だ」
としている。
ジョン・レノンの高校時代の「黒歴史」がオークションに登場
ggsoku.com/cul-on/john-lenon-school-detention-sheet/
ビートルズのコア・メンバーにして歴史上もっとも偉大なギタリストの一人、そして世界的な平和活動家として知られたジョン・レノンですが、このたび彼の高校時代の「やんちゃ振り」を垣間見ることができる記録帳が海外のオークションに出品され、話題になっています。
このノートは彼がリバプールのクオリー・バンク高校に通っていた時のもので、日付は1955年11月25日から1956年の2月13日にかけての記録がしたためられています。オークションのホストである “TracksAuction.com” によると、このメモは1970年代に学校の倉庫を片付けるために焼却処分にされるところを救い出されたものであるとのこと。
この記録が残された翌年の1957年、レノンはポール・マッカートニーらと共にビートルズの前身となる「クオリーメン」を結成していますが、この時のメンバーであり、当時のクラスメートでもあったPete Shotton氏が、このメモが本物であると証言しています。
当時、彼はクラスの中でも相当に “やんちゃ” をしていたようで、記録帳には
「sabotage(サボり)」
「fighting in class(クラスでケンカ)」
「nuisance(厄介者)」
「just no interest whatsoever(何事にも興味なし)」
など、散々な文字が踊っています。
クオリーメン結成当時のジョン・レノン。右側にはShotton氏の姿も。
当時、バンク高校で理科の担任を務めていたPeter Beech氏は
「このシートは正しくジョンレノンそのもの。
彼は本当に生意気な子どもだったけれど、限度を知っていました。
ジョンさえおとなしくさせることができたら、教室全体が大人しくなっていました」
と語っています。
ビートルズ解散後、その独特のパフォーマンスで世間の注目を集めたジョンですが、その破天荒ぶりは高校時代から既に培われていたようですね。