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化け物GMサケ、FDAついに認可へ!

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大豆やトウモロコシですら消費者はモンサント社などのGMを避けているのが実情。私は個人的に養殖サケですらできるだけ避けている。
 
冬でも青々と葉が茂るGM樹木が欲しいという人がいるが開発しても雪害で損傷されると思う。まあアメリカのGM研究者は人間だって頭だけが異常に発達したGM動物ではないかと思っているのであろう。
 
地下水の薬品汚染と同じでGM魚で水圏を一度汚すと元へ戻すのは不可能であるし、できたとしても天文学的なお金が必要であろう。
 
GM食品の長所?
 
robust-health.jp/article/cat29/mohnishi/000424.php 大西睦子
 
1)低コストで食品生産が可能になる
2)食糧難解決
3)特定の栄養成分に富む品種の生産    例)鉄分の豊富な米
4)日持ちの良い品種の生産
5)寒さや乾燥など、厳しい気候条件の土地で栽培できる品種の開発
  例)乾燥耐性トウモロコシ
6)害虫に強い品種の開発・農薬使用量の減少:害虫抵抗性作物
     例)モンサント社が開発した害虫抵抗性遺伝子組み換えトウモロコシ(Btトウモロコシ、MON863)
7)除草剤耐性作物
 
●遺伝子組み換え食品のリスク
 
1)  遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBGH)の問題があります。牛乳とがん。
 
2)臓器障害

モンサント社の害虫抵抗性遺伝子組み換えトウモロコシ(Btトウモロコシ、MON863)についてフランスの統計専門家が再評価。、動物実験の結果、体重、肝臓、腎臓などに悪影響が見られました。さらに、膵臓、腸に対する悪影響も報告されています。それに対して、企業側は、安全性を主張しています。

3)不妊

ウィーン大学ツェンテク教授らによれば、モンサント社のトウモロコシ、NK603(除草剤耐性)とMON810害虫抵抗性)を用いた動物実験で、不妊や子孫への影響が認められました。この報告に対して、実験方法や結果の解析方法に問題があるとの指摘があります。

4)アレルギー

アレルギーは、特定の抗原に対する過剰な免疫反応です。組み込まれた遺伝子が作り出すたんぱく質にアレルギーを誘発する恐れがないかと懸念されています。
 
食物アレルギーは、成人の2%、子供の6~8%に見られるとされることから、特に子供は遺伝子組み換え食品によるアレルギーの影響を受けやすいと考えられます。
 
そこで、遺伝子組み換え食品の安全性評価の中で、アレルギーの検証・評価が行われています。ブラジルナッツの遺伝子を組み込まれた大豆がアレルギーを引き起こすことが分かり、開発が中止された事例があります。

5)毒性

1989年頃、米国で遺伝子組換え技術を使用した健康食品のトリプトファン事件が起きました。Lトリプトファンは必須アミノ酸の一つで、不眠や不安の治療用として日本企業によりLトリプトファンとして販売されましたが、その使用により、38人の死
者と、筋肉や関節の痛みなど推定6,000人の被害者が出ました。有害物質が遺伝子組み換えによる副産物であるかどうかは不明ですが、遺伝子組み換え食品の危険性を示す例とされています。

6)農薬使用量の増加

遺伝子組み換えによる害虫抵抗性作物や除草剤耐性作物は、世代を経て、害虫や雑草のほうが耐性を持つようになり、結果として農薬などの使用が増加する可能性があります。さらに環境や生態系への悪影響が懸念されます。

7)遺伝子汚染
遺伝子組み換えによって人為的に作り出された、本来、自然環境には存在しない生物が周囲の環境に漏出した場合、生態系に悪影響を与えます。特に遺伝子組換え作物の場合には、受粉による遺伝子汚染が問題視されていて、この問題を解決するため繁殖能力を持たない作物のみを用いるなどの対策も行われています。

8)環境問題
自然界には存在しない遺伝子組み換え作物による植物や昆虫などの生態系への影響が問題になっています。上述の遺伝子組み換え鮭については、生産者は、野生の鮭との接触を防ぐため、遺伝子操作された卵(engineered eggs)をパナマに輸送し、地上のタンクの中で育てています。それでも万が一自然界に放された場合、従来の鮭への汚染が危惧されています。
 
 
 
 遺伝子操作サケが食卓に=成長速度2倍―米で認可
 
時事通信 11月20日(金)8時33分配信
【ワシントン時事】   headlines.yahoo.co.jp
 
米食品医薬品局(FDA)は19日、遺伝子を組み換えたサケを米国内で食用として認可した。
 
 通常の2倍のスピードで成魚に育つ。FDAは審査の結果、
 
「食用として安全」
 
と判断した。ただ、健康や生態系への影響を懸念する声は根強く、認可は議論を呼びそうだ。
 米国は大豆やトウモロコシなどの農作物の遺伝子組み換えを認めているが、食用動物で認可したのは初めて。将来的に認可対象が畜産物などに広がる可能性もある。
 
米消費者団体「食品安全センター」はサケの認可停止を求めて提訴する構えだ。
 
 遺伝子組み換えサケは米企業「アクアバウンティ・テクノロジーズAquaBounty Technologies」(マサチューセッツ州)が開発した。タ
 
イセイヨウサケに、ゲンゲというウナギに似た魚などの遺伝子を組み込み、成長を加速させる。
 
FDAは、2010年に諮問委員会が「安全」と答申した後、5年間審査を続け、最終決定した。
 
外界と隔離して養殖することで
 
米国の環境に重大な影響は及ぼさない
 
との見解も示した。
 
 アクア社は認可を受けたサケについて「安全で栄養があり、画期的な食品だ」と強調。ただ、遺伝子組み換え食品は健康や環境への影響を懸念する声が多いほか、倫理面からの批判も目立つ。
 
消費者の不安を踏まえ、FDAは19日、農作物やサケについて「遺伝子組み換えの有無」を表示させる指針を検討すると表明した。
 
日本や欧州連合(EU)、中国などは一定の表示を義務付けている。 

 
 
遺伝子操作「安全」か「怪物」か 成長速度2倍のサケ
 
2010.9.22 18:01  産経
 
 米国のバイオベンチャー会社が開発した遺伝子組み換え技術により通常の2倍の速さで成長するサケについて、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は20日、「食べても安全と考えられる」との見解を示した。
 
しかし「市場に出すにはもっとテストをする必要がある」として、販売承認の勧告は先送りした。最終決定は数週間後に出る見通し。FDAが承認すれば、食用の動物としては世界で初めてとなる。
 
販売承認なら世界初
 
 このサケを生み出したマサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジー社のロン・ストティッシュ最高経営責任者(CEO)はこの日の委員会で「わが社のサケAquAdvantage Salmonは安全で環境的に持続可能だ」と主張。FDA当局者も大筋でストティッシュ氏の意見に賛成したが、販売を承認するかどうかは「期限を設けずに検討する」とした。
 
 アクアバウンティ社は、キングサーモンから取った成長ホルモン遺伝子をタイセイヨウサケ(アトランティックサーモン)に組み込んだ。タイセイヨウサケは通常、成長ホルモンを一定の時期にしか分泌しないが、この遺伝子が組み込まれたサケは1年間にわたり成長ホルモンを出し続ける。
 
 内陸部の隔離されたいけすで育て、基本的に生殖能力がないため、逃げ出しても自然環境の中で繁殖することはないという承認されれば2年程度で市場に出回るという。

 しかし、遺伝子組み換えに批判的な人々は、一つ間違えばフランケンシュタインのような化け物が生まれる恐れがあるとして、このサケを“フランケンフィッシュ”と呼ぶ。「人にアレルギーを起こさせ、最終的には野生のサケを滅ぼしてしまう」と、人体と生態系に害を及ぼすと主張。FDAに対し遺伝子組み換えサケの販売を認めないよう求めている。

市場導入に拍車も

 サケで認められた場合、ほかの遺伝子組み換え動物の市場導入に拍車がかかる可能性がある。カナダでは遺伝子操作された豚が既に開発されている。バイオ企業協会のデービッド・エドワーズ氏は「(FDAへの)遺伝子組み換え動物の審査申請は今後、ますます増えるだろう」と話している。
 
 遺伝子組み換え技術は既に世界各国で穀物などに広く利用されているが、生き物の遺伝子を操作することに不安を覚えている人は多い。
 特に日本では遺伝子組み換え食品への抵抗感が強い。内閣府食品安全委員会「食品の安全性に関する意識等について」(2009年7月)によると、組み換え食品に安全上の不安を感じる人は「非常に不安」「ある程度不安」を合わせて64.6%で、「あまり不安を感じない」と「まったく不安を感じない」を合わせた34.2%の倍近くだ。
 
 自然の摂理に反している以上、繁殖や販売には十分なコンセンサスが必要だ。
 
 ■遺伝子組み換え食品 生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、動植物に組み込まれた食品。日本では大豆、トウモロコシ、ジャガイモ、ナタネ、ワタ、テンサイ、アルファルファの7作物が認可されている。
 
 アクアバウンティ・テクノロジーズ研究開発部長のJohn Buchanan
 
「遺伝子組み換えサケは、チヌークサケ(キングサーモン、和名マスノスケ)の成長遺伝子と、オーシャンパウトocean poutと呼ばれるゲンゲ科の魚の遺伝子プロモーターを導入して作製される。通常の大西洋サケは出荷できる重量まで成長するのに約3年を要するが、同社のサケは約18カ月しかかからないという。環境保護のため、生殖能力のないメスしか生まれないよう処理した卵を販売する予定で、通常の養殖サケのように海ではなく、陸上の水槽で養殖することにより放出の可能性を最小限にとどめることができる」

動物において母性的に誘導される不稔性
 
  ekouhou.net
 
本発明は、母性不稔構築物(MSC)、および生殖細胞を持たない不稔子孫を生じさせるための方法を提供する。MSC導入遺伝子を保有する雌性動物は、MSCがその子孫の始原生殖細胞(PGC)を特異的に排除するため、不稔世代を生じると考えられる。
 
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これらの雌は系列終末雌と呼ばれる。しかし、MSC導入遺伝子を保有する雄性動物は、稔性の子孫を生じる(その雄はMSCトランスジェニック雌に由来しないと想定される)。
 
したがって、MSCトランスジェニック雄を用いて、そのトランスジェニック系統を繁殖させることができる。本発明は、有害生物もしくは外来種を排除するために、または有効な個体数調節を提供しかつ魚類および貝類などの養殖種の養殖成績を向上させるために、有益に適用することができる。

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