西之島噴火 火口2カ所を確認 マグマ安定供給か
2013.11.23 08:19 産経
小笠原諸島・西之島近くの火山噴火でできた陸地。2カ所の火口が確認された =22日午後(海上保安庁提供)
海上保安庁は22日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)近くの火山噴火でできた陸地に、2カ所の火口を確認したと発表した。
上空からの観察では、それぞれ2、3分に1回の頻度で噴火していた。マグマが安定供給されているとみられ、火山活動が長引く可能性もあるという。
海保によると、22日午後3時半から約1時間、東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授らが航空機で視察。楕円形の新しい陸地に2カ所の火口が形成され、噴煙が上空約750メートルまで上がっていた。
新しい陸地の大きさは計測の結果、長さ200メートル、幅100メートルだったことも分かった。
昭和48~49年に噴火が始まった場所とほぼ一致しており、休火山が活動を再開した可能性が高いという。