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染料工場でぼうこうがん相次ぎ発症?

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私も先輩も大学、大学院生と染料の研究をしていたから心配ではあるが。問題のo-Toluidineは何に使われているのか。
 
jetoc.or.jp/safe/doc/J95-53-4.pdfによると
 
2001 年に、o-トルイジンの世界の製造量は 11 企業により 59,000 トンであると推定される。o-トルイジンは除草剤、ゴム薬品、染料及び顔料中間体、樹脂硬化剤、殺菌剤中間体、製薬中間体などの化学合成の際の中間体である。圧倒的に多い用途は除草剤製造の中間体である。
 
**EU において、分解により o-トルイジンを放出するアゾ染料の使用は織物及び他の消費者物品について許可されていない。よって、消費者製品からの放出による消費者ばく露及び環境ばく露は無視
 
o-トルイジンはある野菜、タバコの葉、並びに紅茶の香り中に発生する。
 
o-トルイジンは(例えば、以前の弾薬置き場において)o-ニトロトルエンの生分解の中間体である。
 
イメージ 1トルイジン(異性体は特定されないが、o-トルイジンは存在するようである)は石油の成分として検出される。
 
o-トルイジンは熱分解中に生成される。担当国の環境水において最近検出された o-トルイジンは 1997 年及び 1998 年においてライン川及びエルベ川においてであり、Schmilka のエルベ川で o-トルイジンの最高濃度が 0.1μg/L であった。
o-トルイジンの放出は 4μg/タバコまでであった。o-トルイジンは汚染された屋外大気中で検出された。屋内大気において o-トルイジン濃度と環境中のタバコの煙へのばく露との間に相関関係があった。

ドイツの作業環境において、o-トルイジンの技術ばく露限界値(TRK)0.5mg/m3 が設定された。
 
一般的に、喫煙者は非喫煙者よりも尿中の o-トルイジンレベル及び血中のヘモグロビン付加体のレベルが高い。o-トルイジンはヒトの母乳中でも検出された。

消費者は環境中のタバコの煙、いくつかの食品、並びにほかの煙に接触する製品により o-トルイジンにばく露される。
 
タバコの煙はヒトにおける o-トルイジンの有力発生源である。
 
企業の製造及び加工場所で、作業者のばく露は十分にこの限界値以下である。
できるであろう。
 
ぼうこうがん相次ぎ発症=40人規模化学工場で5人―染料や顔料のもと製造・厚労省
 
時事通信 12月18日(金)15時35分配信     headlines.yahoo.co.jp
 
ツイートシェアする 厚生労働省は18日、染料や顔料のもとになる化学物質を製造する約40人規模の工場で、退職者1人を含む男性労働者5人が相次いでぼうこうがんを発症していたと発表した。
 
 5人は発がん性が指摘される化学物質「芳香族アミン」の一種を扱っており、同省は業界団体に換気やマスクの着用など暴露防止対策の徹底を要請した。
 
 厚労省は「調査中のため特定を避けたい」として、工場名や所在地を明らかにしていない。
 
 厚労省によると、5人は40代前半~50代後半。現職4人は同工場に18~24年勤務しており、昨年2月から今年11月に発症したという
 
 工場では発がん性が指摘される「オルト―トルイジン」など芳香族アミンの5種類を原料として扱っていた。
5人はこれら液体の原料を混ぜる作業を担当しており、同物質で労働者のがん発症が確認されたのは国内初という。 
 

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