Escherichia albertii、腸内細菌としてはめずらしいという。
野営訓練の陸自154人が食中毒…東富士演習場
2016年07月28日 14時27分 読売
静岡県御殿場保健所は27日、御殿場市の東富士演習場で野営訓練をした陸上自衛隊員154人が腹痛などの症状を訴え、一部の患者から食中毒を引き起こす腸内細菌「エシェリキア・アルバーティー」が検出されたと発表した。
患者はすでに全員が回復している。県内でこの細菌による食中毒の発生は初めてという。
発表などによると、患者は17~54歳の男性で、神奈川県横須賀市の陸上自衛隊高等工科学校の生徒と職員ら。今月9、10日に同演習場内の炊事場で調理した食事か、携帯食が原因とみられ、10日夕から症状が表れた。
隊員らは演習場内の炊事場で作られた豚汁やアサリスープなどを食べたという。
48人が入院したが、重症者はいなかった。
隊内の食事による食中毒のため、営業停止などの行政処分はなく、食品管理などの指導にとどめたという。訓練の食事は計400人が食べていた。
エシェリキア・アルバーティーは、感染すると下痢や嘔吐、腹痛などの症状が出る。
腸内細菌「エシェリキア・アルバーティー」
2016年6月2日のニュース記事より toholab.co.jp/info/archive/13337/
沖縄県を修学旅行で訪れた愛知県の高校生218人と教員1人が、昼食後に嘔吐(おうと)や下痢などの食中毒症状を訴え、16人の便から腸内細菌エシェリキア・アルバーティーが検出された。
この菌は2003年に発表された新種で、国内で食中毒症状が出たのは7例目。
県北部保健所は、23日に同施設で食べた「ニガナの白あえ」が原因だったとした。