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野菜高騰、9月の大雨に泣く

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前線が列島中央に長期間居座っている。そのため9月は雨が多かった。朝鮮半島から近づく低気圧に注意。3連休は持ちこたえるか?
 
8日午前1時46分に阿蘇山が噴火。2014年の御嶽山噴火は9月27日11時52分。
 
気象庁
イメージ 1

 野菜高騰、秋の大雨に泣く 購入手控え、小分け販売強化も
 
2016年10月07日 23時30分   京都新聞
 
9月以降の多雨による日照不足や根腐れなどが原因で、京都でも野菜の価格が高騰している。根菜類で平年の倍以上となる品目もあり、主婦らが購入を手控える動きがみられる。
 
スーパーなどの小売店では、小分け販売や仕入れの拡大などで価格を抑える工夫も始まった。
 
■ミブナ3倍、北海道産は2倍前後
 
 京都市中京区のスーパー。生鮮品売り場には300円台後半のレタス、200円以上する大根など、例年を大きく上回る値札が並ぶ。近くに住むパート女性(51)は
 
「本当に高くてびっくり。家庭菜園をしている知人から頂いたり、ほかの安い野菜で代用したりしている」。
 
同じく近所の主婦(67)は
 
「小さい野菜を買って使い切るよう工夫している。野菜中心の生活をしている高齢者にはつらい」
 
とため息をついた。
 
 JA全農京都(中京区)によると、府内産野菜の収穫量が不足しており、ホウレンソウやネギなど露地物を中心に葉物類の出荷価格は前年の同時期より2~3割高い。中でも京都の伝統野菜ミブナは例年の3倍以上の値が付いているという。
 
 入荷が不足しているのは、日照時間の不足による生育不良が原因だ。京都地方気象台によると、9月で雨が少しでも降った日は24日間、月間総雨量は前年同月比2・6倍の458ミリに上った
 
 度重なる台風の発生で全国からの入荷が減ったことも、価格の高騰を招いている。
 
京都市中央卸売市場第一市場(下京区)では、主に北海道から入荷する西洋ニンジンが前年の同時期より2・1倍高く、ジャガイモのメークインは1・6倍に高騰している。
 
 値上がりによる客離れを抑えようと、スーパーなど小売店も対策を講じ始めた。
 
平和堂や食品スーパーのハートフレンド(下京区)は、野菜を切って買いやすい値段にする小分け販売を強化している。京都生活協同組合(南区)は、品薄対策として
 
「仕入れ産地を広げて入荷量を拡大していく」
 
と説明する。
 
 京都地方気象台によると、10月後半は北からの高気圧が強まって前線が停滞する日が減り、晴れが多くなる。収穫物が多い秋の本格的な到来に向け、値上がりの緩和が期待される。
 

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