戦闘機「震電」模型 余市の離着陸場に 終戦ドラマ撮影着々
07/20 08:41、07/20 08:42 更新 dd.hokkaido-np.co.jp
余市農道離着陸場で撮影された震電の試作機完成の場面=19日
【余市】
町内の店舗デザイナー坂本仁さん(68)が製作した旧日本海軍の戦闘機「震電」の実物大模型が登場する終戦企画ドラマの撮影が、町内で進んでいる。
19日は震電を余市農道離着陸場に運び、試作機完成の場面を撮影した。
ドラマは福岡放送(日本テレビ系)の情報番組「めんたいワイド」内で、終戦の8月15日に放送される「幻の翼~震電~」。
震電が福岡県の航空機会社「九州飛行機」で開発されたことから企画された。
ロケは実物大模型がある余市で17日始まり、坂本さんの工房やニッカ北海道工場などを戦時中の工場や海軍の建物に見立てて撮影している。
ドラマは震電の開発過程を描くため、組み立て途上の姿を坂本さんの工房で、組み上げた試作機の姿を離着陸場で撮影。
工員役で出演した坂本さんは
「飛行機は滑走路が似合う。作ったかいがあった」
と喜ぶ。