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キャノーラ油で認知症が悪化?テンプル大学

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脳は油の塊ですからね!私は亜麻仁油や月見草オイルをドレッシングで使います。困るのは酸化や熱に弱いことです。そして高価です。

炒め物はオリーブオイルですが、イタリアやスペインの天候不順で値上がりしています。牛脂やラードなどは控えています。揚げ物が大好きな近所のおばさんらは安いキャノーラ油を多用しています。


キャノーラ油で認知症が悪化する──米研究

Alzheimer’s Symptoms Worsened by Canola Oil

2017年12月8日(金)19時11分   newsweekjapan.jp
メリッサ・マシューズ

 <安価でヘルシーなイメージで人気のキャノーラ油が脳に悪影響を与えるという研究結果が出た>

日々の料理に欠かせないキャノーラ油について、衝撃的な研究結果が発表された。

米テンプル大学の研究グループがアルツハイマー病のマウスにキャノーラ油を与えたところ、学習能力と記憶力が低下し、体重増加を招くことが判明した。

英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に12日7日に掲載された論文は、私たちにとってごく身近な食用油であるキャノーラ油が、脳にどれほどのダメージを与えかねないかについて、新事実を明らかにしている。

「キャノーラ油は他の植物油より安価で、ヘルシーだと宣伝されているため、消費者に人気がある」

と、研究グループを率いたテンプル大学ドメニコ・プラティコ教授は言う。

「だが、キャノーラ油がヘルシーと主張する根拠は薄弱で、とりわけ脳に与える影響を調査した研究はほとんどない」


プラティコは、同大ルイス・カッツ医学部にあるアルツハイマー病センターの責任者だ。

 プラティコの研究グループは、アルツハイマー病になるよう遺伝子操作されたマウスを実験に使用。生後6カ月の段階(認知症は未発症)で、通常の食餌をする対照群と、キャノーラ油大さじ2杯分に相当するサプリメントを毎日摂取する実験群という2つのグループに分けた。


学習能力が低下した

生後1年を経過した時点で、2つのグループの間に決定的な違いが生まれた。

キャノーラ油を摂取したマウスは、そうでないマウスより体重が重かったのだ。

研究グループはさらに、短期記憶(今日やるべきことなど、一時的に保存するだけの情報)と作業記憶(好きなケーキのレシピなど、一時的に保持した後でさらに処理する情報)を測定し、マウスの学習能力を比較した。

すると、キャノーラ油を毎日摂取したマウスは、測定した3つの分野すべてで学習能力が低下していた。

医学情報メディア「メディカルエクスプレス」によれば、同じ実験でキャノーラ油を摂取したマウスの脳内では、アルツハイマー病の原因物質とされる有害な「アミロイドβ42」から脳を守る働きがあるたんぱく質「アミロイドβ1-40」が減少。

その結果、アミロイドβ42が脳に沈着した。

イメージ 1


米国立衛生研究所(NIH)によれば、アルツハイマー病患者の脳にはアミロイドβ42が発症前からたまり始め、それが沈着すると脳が正常に機能しなくなるという。

「今回の研究で観察されたように、アミロイドβ1-40が減少すれば、アミロイドβ42がたまってしまう」

と、メディカルエクスプレスでプラティコは説明する。

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