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短脂肪酸と腸内フローラ

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大腸内流入物の約半数が短脂肪酸になるのか!100mMレベルの濃度。酢酸:プロピオン酸:酪酸=60:25:15の割合という。
 
脂肪酸とは、油脂を構成する成分のひとつで、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしています。
 
そのうち炭素の数が6個以下のものが短鎖脂肪酸と呼ばれ、
 
酢酸、
プロピオン酸、
酪酸
 
などが含まれます。
 
短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が発酵することにより生成されます。
 
生成された短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞の増殖や粘液の分泌、水やミネラルの吸収のためのエネルギー源として利用されます。
 
また、一部は血流に乗って全身に運ばれ、肝臓や筋肉、腎臓などの組織でエネルギー源や脂肪を合成する材料として利用されます。
 
その他にも短鎖脂肪酸には、腸内を弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する、大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する、ヒトの免疫反応を制御する、などさまざまな機能があることが知られています(institute.yakult.co.jp)。
 
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