ロケット打ち上げで「夜光雲」
鹿児島、オーロラのような輝き
鹿児島、オーロラのような輝き
2018年01月18日 13時26分 京都新聞
イプシロン3号機の飛行後に残った雲のような筋。打ち上げを見守った人から「オーロラみたい」との声が上がった=18日午前6時33分、鹿児島県肝付町
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が18日午前に小型ロケット「イプシロン」を打ち上げた後、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)周辺の空にオーロラのような筋状の輝きが観測された。専門家は
「夜光雲とみられる」
と話している。
同観測所の上空では、ロケットが飛行した後の夜明け前の薄暗い空に、赤や青、白に輝く筋が波打ってたなびいた。画像を見た気象庁気象研究所の研究官は、高度80キロ程度と最も高い場所に発生する雲の「夜光雲」と指摘。ロケットからの噴煙でできたとみられるという。
日本国内で観測されるのは珍しいが、ロケット打ち上げに伴ってはしばしばみられるとしている。