コブハクチョウ初の越冬 浜頓別のクッチャロ湖 “恋人”見つからず長居?
01/19 14:52 hokkaido-np.co.jp
【浜頓別】
道内有数のハクチョウ飛来地として知られる町内のクッチャロ湖で、外来種のコブハクチョウ1羽が越冬中だ。
湖畔の水鳥観察館が14年ぶり3回目の飛来を確認した昨年4月下旬以降、同湖にとどまっているとみられ、越冬は初のケースだという。
同観察館は「“恋人”が見つからず、繁殖地へ旅立てないため長居しているようだ」と話している。
同観察館によると、コブハクチョウは欧州などが主な生息地で全長約150センチ、くちばしの上に小さなこぶがあるのが特徴だ。
国内では、動物園などで飼われていたものが逃げ出して野生化したケースが多く、主な繁殖地は本州で、北海道まで渡ってくるのはごく少数だという。
道内では苫小牧のウトナイ湖畔などで観察できる。