北極域の異常な高温は温暖化とは無関係。大西洋と太平洋の高気圧が極域に異常に長期間嵌入したのが原因であろう。下記の図に大西洋と太平洋から暖気が極域に入る様子がわかる。
欧州も異常な暖かさでアイスランドですら鹿児島以上に暖かいのである。研究者らは何でも異常を温暖化に結びつけるのは困りものである。
2つの高気圧の極域嵌入により、-45℃以上の寒気は極東に居座ることになった。これもそろそろ終わりである。
北極の冬「記録的な暑さ」
温暖化が影響、0度超えも
温暖化が影響、0度超えも
2018年02月28日 10時11分 京都新聞
米メーン大の気温分析システムによる25日の気温。北極周辺に0度以上を示す緑色の範囲が広がっている(メーン大提供・共同)
【ワシントン共同】
太陽が全く昇らない冬の北極で、異常気象により平均気温が例年より20度以上高くなり、2月としては観測史上最も「暑く」なったとの分析を米カリフォルニア大の研究者がまとめた。
地球温暖化で海氷が十分に大きくならず、海面から熱が放出されたことが影響したとみている。
米紙ワシントン・ポストが27日までに報じた。
米メーン大の分析では、25日にはセ氏0度を超えて2度近くまで上昇し、例年と比べ30度以上高くなったとみられる。
これまでの記録では、北極の冬の12~3月で最も高かったのは2015年12月の2・2度だという。