テフロンコーティング膜のようなものですね。この膜を使うと水・有機溶媒の混合液から簡単に両者を分離することができます。
空気電池でも応用したい「魔法の砂」です。
世界初、砂漠で農業「魔法の砂」…雨水再利用も
2013年7月18日17時53分 読売
パナソニックと京都大学は、水をはじく特殊な処理をした砂を使い、雨が少ない乾燥地帯でも農業ができる世界初の技術を開発した。
炊飯器の内釜などを表面加工する技術を応用し、水は通さずに空気だけを通す砂の層を作ることに成功した。
地面に染みこんだ雨水を回収して再利用できるほか、塩分を含んだ地下水の土壌への浸入も防げるという。
農業関連のノウハウを持つ商社などと連携し、アフリカや中東、中央アジアなど、農作物の栽培が難しい乾燥地域での農園造成サービスなどを提供する計画で、2016年度の事業化を目指す。
炊飯器の内釜は、焦げや汚れがこびりつかないよう、はっ水性物質でコーティングしている。
これをヒントに砂粒の表面を数ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の厚さのはっ水性物質で均等に包むことで、砂の層(約5センチ)にはじかれた水は染みこまず、浮き上がる仕組みを開発した。
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