札医大の推薦入試
web.sapmed.ac.jp/ma/ProfessorDetail/031
本学医学部の推薦入試(一般推薦と特別推薦)の定員35名は道内出身者からの選抜ですが、一般入試(定員75名)は道内外問わず、本学を受験できます。
その中で、道外出身合格者数が道内出身合格者数を上回った(H24:道内出身者33名、道外出身者42名)こと、さらに、卒業後、道外の大学病院・医療機関への勤務のために本道を離れる本学出身者が増加傾向にあり、そのほとんどが道外出身者であることから、卒業生を道内、特に本学に残す仕組みを作る必要性を感じました。
そこで、平成25年度の一般入試から「北海道医療枠」を設置し、卒後の初期研修の後7年間は本学に所属して、彼らを一人前の医師や研究者に育て上げる卒後必修プログラムを用意することとしました。
本学医学部と附属病院に若手医師を集めて教育し、大学機能を強化することが、道内の地域医療の充実と本学における研究医育成のための最良の道であると信じております。
札幌医大「道内枠」増へ 医学部入試、推薦は20人
(道新06/05 08:35)
札幌医大は4日、来年度の医学部の入試で、卒業後9年間、道内での研修や勤務を義務づける「道内枠」をこれまでの55人から、少なくとも75人に増やす方針を明らかにした。道外への医師流出を防ぎ、道内の地域医療に貢献する人材を育てる狙い。
医学部全体の定員110人のうち、35人分の推薦入試については、これまで道内枠はなかったが、来年度からは20人分を新設する。
残りの15人分については、これまで同様、道が奨学金を貸与し、一定期間を知事指定の道内の地方病院などで勤務すれば、奨学金返還を免除する「特別枠」とする。
推薦以外の75人分の一般入試については本年度、道内枠が55人で、残り20人は勤務地などの条件がない「一般枠」だった。
来年度からは道内枠55人の合格者を決めた後、残り20人は道内枠から漏れた志願者と一般枠の志願者の中から、成績上位者を合格させる。道内枠志願者が残り20人の枠で合格した場合、道内枠の入学者として扱う。
<北海道新聞6月5日朝刊掲載>