オオカミだけの現象ではないでしょう。ネコでも視線で意志疎通をしていますよ。子供達でも昔はガンをつけられたと良くケンカをしたものです。
チンピラは「昔は道を歩いている時にちょっと目があっただけでも「何見てんだこら」などと喧嘩をうられる物騒な時代」であった。
昔の学生さんはきちんとアイ・コンタクトによって、気もちが通じていると感じることや、親愛の情を感じることもありましたが、最近は殆どありません。スマホ世代特有な現象かも知れません。
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出会い頭のにらみあいなどで、威嚇しても相手が逃げない場合は、いよいよ戦いのゴングが鳴ります。目標は相手の首に正確に噛みつくことです。
睨み合っていた双方がにじり寄ると、まずどちらかの猫が素早く相手の首に噛みつこうと跳びかかります(ネコパンチ)。
攻撃されたほうの猫は仰向けに倒れ、噛もうとする相手の口を自分の口で防ぎながら、前足で相手の体をとらえ、後ろ足で相手をキックします。相手も同じような体勢にならざるをえないので、組んずほぐれつ地面をころげまわります。
激しい縄張り争いなどの場合、猫は侵入者に対して威嚇することなくいきなり突進し、前足で相手の首筋めがけてパンチを与えます。
実力のある相手なら、すぐさまパンチを打ち返します。そしてお互いに後ろ足で立った状態で、激しいパンチの応酬がくりひろげられるのです。
取っ組み合いやパンチ合戦が続くうちに、どちらかが後方に下がると、ひとまず第1ラウンドが終了となります。両者分け合い、一定の距離を置いて座ります。
このとき猫は、ケンカなど忘れたかのように、自分の体をしきりになめて、毛づくろいすることがあります。ケンカの最中なのになんとのんびりしたことか、と呆れるのは早まった考えです。
猫にとってケンカは、これ以上ないという緊張場面なので、最高潮に達した緊張感に耐えきれず、一時休戦の間になんとか自分を落ち着かせようとし、毛づくろいという行為に走るのです。
そしてどうにか心が落ち着くと、やがて思いだしたように第2ラウンドに突入します。このようにして一時休戦をまじえながら、どちらかが負けを認めるまで、戦いは何ラウンドとなく繰り返されます。
オオカミ、目で意思疎通 京大グループが研究
2014年06月12日 13時49分 京都新聞
仲間を見詰めるハイイロオオカミ(京都大チーム提供)
鋭い目つきのオオカミは視線を使ったコミュニケーションをしている可能性が高いことが、京都大野生動物研究センターの植田彩容子教務補佐員や幸島司郎教授らのグループの研究で分かった。オオカミと似た目をしたイヌがヒトと共同生活を送れたのも、同様のコミュニケーションが役立ったのではないかという。米科学誌プロスワンで12日発表した。
オオカミは、明るい色の瞳(虹彩)の真ん中に黒い瞳孔があり、視線が分かりやすい。
一方、同じイヌ科でもタヌキやヤブイヌは虹彩が暗い色をしており、視線は目立たない。
グループは、オオカミ(ハイイロオオカミ)11頭とヤブイヌ4頭で、相手に顔を向けてじっと見つめる行動の持続時間の長さを比較した。
その結果、オオカミは平均約3・3秒で最長は38秒に達したが、ヤブイヌは平均約1・4秒で最長でも6秒にとどまった。
オオカミの方が相手を見ている時間が長いことから、視線によるコミュニケーションの可能性が考えられるという。植田教務補佐員は
「オオカミが視線を使ってどんなやりとりをしているのか調べたい」
と話している。