強いオホーツク海高気圧にブロックされて、低気圧の動きが鈍く雨列雲が南から北へ1直線に関東に停滞し続けたのが原因。
jma.go.jp
上空5000もの気流の異常である。極端な南北蛇行である。関東付近から流れが北に1直線である。
tropic.ssec.wisc.edu/real-time
首相「異常な状態」…記録的大雨で緊急閣僚会議
2015年09月10日 19時20分 読売
政府は10日、関東や東北での記録的な大雨への対応を協議するため、首相官邸で緊急の関係閣僚会議を開いた。
安倍首相は、
「これまで経験したことのない異常な状態だ。事態は重大な局面にある。国民の命を守るために一刻の猶予もない」
と述べ、地元自治体と連携して被害拡大防止と人命救助に全力を挙げるよう各閣僚に指示した。
日本海上空に停滞「寒冷渦」原因か…記録的大雨
2015年09月11日 13時54分 読売
今回の東日本の記録的な大雨は、日本海の上空に停滞している「寒冷渦」が主な原因とみられることがわかってきた。
日本列島の上空を西から東へ吹く偏西風が南北に大きく蛇行すると、寒気が偏西風から切り離され、渦を巻いて滞留、寒冷渦となる。
気象庁によると、今回は5500メートル上空で滞留していた寒冷渦の下に、台風18号から変わった低気圧が入り、偏西風に乗ることができずに移動が遅くなった。
一方、東の海上では台風17号が北上、二つの低気圧の周囲の風がぶつかりあい、関東から東北にかけて延びる雨雲「線状降水帯」が発生、大雨をもたらした。
栃木県や茨城県に大雨を降らせた線状降水帯は、10日昼頃に一度、消えていた。
しかし11日午前0時頃、停滞した低気圧に台風17号が近づき、再び線状降水帯が発生したため、気象庁は宮城県に特別警報を出した。