日本が明治以来、欧米に追随できたのは江戸鎖国時代の熟爛した文化による。和算の展開も寄与している。このような歴史がないといくら欧米に近づこうとしても無理である。平気でデーター捏造というEthicsに欠ける国民性は治るのかな?
英誌ノーベル賞ランクで韓国大敗「わが国は劣っているのか…」 日本との実力差浮き彫り
2015.08.09 ZakZak
英教育誌が集計した、科学・経済分野のノーベル賞受賞者に関する国別ランキングで、日本が米英に次ぐ3位に格付けされた。
アジアでは、他に中国が10位にランクインしたが、日本が断トツだった。
五輪などスポーツの大会ではメダル争いの上位にくるも、“頭脳”レースでは結果が奮わない中韓。科学研究の分野で、日本と中韓の実力差が改めて浮き彫りとなった。
このほどノーベル賞の国別ランキングを発表したのは英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」。
同誌は平和賞と文学賞を除く2000年以降の15年間のノーベル賞受賞者について集計し、国別で格付けを行った。
受賞者の国籍ではなく、出生国別で集計。
格付けを決める得点は、受賞者が1人なら1点だが、2人で共同受賞した場合は各0・5点、4人なら各0・25点とした。
1位は経済学賞の受賞が多い米国が29・8点と他国を圧倒。
受賞者数でも71人で、全受賞者146人のうち約半数を占めた。
日本は出生国別の人数では13人となり英国の12人を上回ったが、共同受賞者が多いため4・3点で、英国の6点を下回り3位となった。
同誌によれば、出生国別の集計のため、受賞時に米国籍だった南部陽一郎氏(08年、物理学賞)、中村修二氏(14年、物理学賞)は日本に分類され、根岸英一氏(10年、化学賞)は日本国籍だが、満州国で出生したため、日本から外し、中国で集計したという。
集計の仕方にやや不可解な点も散見されるが、中国、韓国は過去15年間のデータをみても、日本との実力差を突きつけられた格好だ。
中国といえば、1949年の建国以来、ノーベル賞受賞は、2010年の劉暁波氏の平和賞と、12年の莫言氏の文学賞のみ。
今回の調査では、根岸氏のほか、上海で生まれた英、米国籍のチャールズ・カオ氏(09年、物理学賞)が中国で集計され2人となり10位に滑り込んだが、自然科学の分野では“無冠”として知られる。韓国も00年の金大中元大統領の平和賞のみで、ランク外となった。
なかなかノーベル賞受賞者が生まれない現状に、「日本よりもわが国は劣っているのか」と、嘆き節に近い議論が巻き起こる中国と韓国。
韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏によると、特に韓国では、ノーベル賞に対する憧れがひときわ強いという。
「ノーベル賞シーズンになると、『今年こそは韓国人が取る』『韓国系米国人が受賞しそうだ』などという観測記事が出るのが風物詩になっている。昨年は、手続きミスがあって(韓国の候補者が)落選したという真偽不明の情報が流れたほど。韓国でノーベル賞最有力候補といわれていた、元ソウル大教授の黄禹錫(ファン・ウソク)氏の論文捏造が05年に発覚し、そのショックは今も響いている。ノーベル賞発表が近付くと、ソウル大が憂鬱になるともいわれている」(室谷氏)
00年以降の受賞者数で見ると、欧米にひけをとらない実績を残す日本に対するライバル心も強まる一方だという。
「韓国では、日本は外交がうまいので円安になっている、と考えられている。ノーベル賞もこうした考え方と同様で、日本の受賞者が多いのはロビー活動が盛んだからだという話になり、韓国では北欧にノーベル賞担当の外交官を送り込むようになった」(同)
今回の格付けを受け、韓国のノーベル賞騒ぎは一層激しくなりそうだ。