大学進学率が低く自殺率が高い秋田県が学力が高いというのも奇妙である。また教育県とも聴いたことがない。
大学の学生を見ると群馬や長野の学生の成績が良い。東北各県の学生の出来が良いことはない。特に秋田などのの日本海側出身の学生などは見たことがない!
試験会場での不正がないのであれば恐らく秋田は人口が少ないのでサンプリングに問題があるのであろう(即ち多くの私立では学力テストに不参加)。
人口100万と500万の県の児童の成績の平均を取る事自体が無意味であろう。同じ東北でも人口の多い宮城県は平均以下という。
<学力テスト> 秋田6教科で全国1位
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全国学力テストの結果が25日公表され、東北各県(公立)の平均正答率は秋田が小中学校の全10科目中6教科で、全国1位となった。他4科目も2、3位で引き続き上位を維持した。
青森は小学校の全科目で8位以内と健闘した。中学校は国語Bと数学Bが平均に届かなかった。
岩手は小学校が算数Bを除き平均を上回った。中学校は全て下回り、数学A、Bが45位で低迷している。
宮城は小学校の全科目が平均正答率より低く、中学は数学A、Bがともに平均に及ばなかった。
山形は小学校の国語Aと理科以外は40位台と落ち込んだ。中学校は国語A、Bと理科が10位台に入った。
福島は小学校国語A以外はいずれも平均に及ばず、中でも算数B、数学A、Bは44位と低迷した。
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1:生活習慣
上位の北陸の地域では、早寝早起きであったり、朝食をしっかりと取っているといった、基本的な生活習慣を実施している家庭が多い。
これは、都心部に比べると、核家族の割合が少なく、3世代などで家を共にする大家族の家庭が多いため、そういった生活習慣が実施されやすいようだ。
勉強においてもやはり基本は生活習慣から。
2:学校現場
秋田県の塾に通っている子どもの割合は22.8%と全国最下位である。
塾にいけば学力が上がるわけではないことを証明しているともいえる。
学校現場では、対話型の授業(1人に問いかけ1人が答えるなど)を実施したり、管理職と教員の協力関係が良いことなどが挙げられる。
また、塾へ行っている子どもの割合は全国で最下位でありながら、学習時間の1日平均は、1時間以上が84%にも上り(小学6年生)全国平均の57.4%に大差をつけている。
あくまでも自主的に学習する子どもが多いようである。
3:傾向
意外な着眼点では、給食の滞納率が低いのが秋田県だ。
滞納者が多い地域では、学力が低い傾向にある。
また、1にも関連してくるが、持ち家の割合、共働き率、米生産量が多いと学力テストの点数が高い傾向にある。
これは、大家族などである場合が多く、反対に核家族や母子・父子家庭では、親が子供を見る人数や頻度が減るため、学力が低下する傾向。
4:書籍『秋田県式「授業の達人」10の心得』より
書籍からも秋田県が上位であるヒントが紹介されている。
文部科学省初等中等教育局の橋田裕氏によると、秋田県の授業では「目当てと振り返り」が実践されているという。
秋田県の授業では冒頭に、学習課題(その授業のめあて)をしっかりと決める。そして最後には、今日何を学んだのか振り返る。
このような「目当て」と「振り返り」がないと、子どもたちは実は何を学んだのか分かっていない場合も多い。
これが授業作りにおいて最も重要なことなのだと橋田氏は話す。
47都道府県中、東京が圧勝
「秋田が学力日本一」はウソ!?
四谷大塚・全国統一テストを詳細分析
president.co.jp
優秀なはずの秋田
大学進学率では33位
大学進学率では33位
腑に落ちないことがある。
「全国学力テストで毎年、都道府県別1位になる秋田の子供たちは、その後、いったいどこへ行ってしまうのだろう」
という素朴な疑問だ。
文部科学省による「全国学力・学習状況調査」、いわゆる全国学力テストは、小学6年生と中学3年生を対象とし、国語と算数・数学の2教科で実施されている。
2007年、43年ぶりの復活以来、10年まで小6の合計点では毎年1位を秋田、2位を福井が占めている。
ちなみに、10年の東京は算数Aの場合で6位、大阪は17位だ。
ところが、である。
大学・短大進学率(文部科学省「学校基本調査」2010年度)を見ると、1位は京都、2位が東京。全国学力テスト2位の福井は11位とまだ上位にランクされているものの、秋田は33位だ。
都道府県別の「東大・京大合格者数ランキング」(2010年春)では、1位が東京、2位が大阪。福井は23位、秋田に至っては40位と奮わない。
tmaita77.blogspot.jp/2013/05/blog-post_16
東大合格者だけのランキングでも首位東京、2位神奈川。福井は25位で秋田は31位だ。
また、昨年は53万人と大学受験生の多くが受験するセンター試験の結果もしかり。
大学入試センターは都道府県別の結果を公表していないが、過去に報道された予備校等
の集計結果によると、東京、神奈川、奈良、大阪と、首都圏、関西圏の都府県が上位を占め、東北圏は下位となっている。
これだけを見ると、秋田の子供の小学校時代の高い学力が、その後ガタガタと下がっているような印象を受ける。
学力テストで秋田は07年以来、中学3年生でも上位にある。
07年の小学6年生は、現在まだ高校1年生だが、07年の中学3年生は今春、大学受験を迎えた子たちである。それなのに40位という低順位。
このランキングの急落は、何か不自然だ。
そんな折、中学受験指導で知られる学習塾、四谷大塚が行う「全国統一小学生テスト」の都道府県別ランキングを入手した。
これによれば断トツは東京、秋田は43位。先の進学率や合格者数など各種ランキングと並べると、こちらのほうが、現在の小学生の学力、その実勢に近いように思われてくる。さっそく四谷大塚を訪ねた。
見えてくる教育格差と
学力低下
学力低下
四谷大塚の「全国統一小学生テスト」は、小2~小5を対象に、07年から実施されている。今年6月、8回目となる全国統一小学生テストでは、全国47都道府県と海外を含め約9万人の小学生が受験した。民間で最大規模の全国テストだ。
都道府県ランキングは、平均得点ではなく、得点上位3000番までの出現率で表されている。
3000番以内に入った4学年合計人数を都道府県の児童数で割り、上位成績を取った子がどれくらいの確率で現れるかを示したものだ。
1位の東京は0.92%、0.47%の2位神奈川に大きく水をあけてのトップだ。次いで千葉、埼玉、と首都圏エリアが続く。
「これは上位3000番で見ていますが、上位1000番に入る子は、中学受験でいえば開成・桜蔭といった最難関中学をねらえるレベルです」
と、テスト結果の分析を専門とする四谷大塚中学情報本部の岩崎隆義さんはいう。
学習塾が行う全国テストだから、これを受ける小学生は、中学受験志望者も含め、将来の大学入試を見据えて受験準備をしている子供たちが多いだろう。
国語・算数の全般的な学習習熟度と応用力を見る文科省の全国学力テストとは性格が異なる。
全国の中で、自身のいわゆる受験学力が、どのポジションに位置するかを知るのが大きなねらいだ。
しかし、この全国統一小学生テストの結果から見えてくる大きな傾向が2つあると岩崎さんはいう。
一つは、首都圏と地方の格差。もう一つは学力の低下だ。