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炭素ナノケージの研究

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炭素ナノケージの研究
 
名大伊丹健一郎さんグループの研究である。炭素が筒状に連なった「カーボンナノチューブ」と球状の「フラーレン」、平面に広げた「グラフェン」の3種類とは違う種類かな。電子回路に応用し、より小さな電子機器の開発を目指すという。
 
吸収スペクトルのデータは見ていないがπ系が拡張するとやはり波長極大λmaxは長波長へらしい。
 
2015年のアメリカ化学会賞(Arthur C. Cope Scholar Award)を受賞
 
過去の日本人受賞者(敬称略:括弧内は受賞当時の所属):
 
正宗悟(MIT, 1987)、岸義人(ハーバード大, 1988)、福山透(ライス大, 1993)、尾島巌(ニューヨーク州立大, 1994)、野依良治(名古屋大, 1996)、柴崎正勝(東京大, 2002)、小林修(東京大, 2006)、山本嘉則(東北大, 2007)、林民生(京都大, 2008)、中村栄一(東京大, 2010)、丸岡啓二(京都大, 2011)、藤田誠(東京大, 2013)
 
  3種のカーボンナノケージ
 
我々が2012年に報告したカーボンナノケージは、ベンゼン環のみからなる初めてのカゴ状化合物であり、歪み・対称性・内部空間が作る新たな性質に興味がもたれている。
 
今回我々は、3種類の大きさのカーボンナノケージの作り分けに成功し、それらを系統的に調べることによって、構造と光物性のサイズ依存性を明らかにした。サイズが大きくなるほど吸収波長が長波長シフトするのに対し、蛍光発光波長が短波長シフトするという特異な現象を観測した。
 
また、最も小さなカーボンナノケージの単結晶X線構造解析に成功し、ケージの空隙が一次元チャネルを形成していることを見出した。
 
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kuba.co.jp/syoseki/PDF/3076.pdf
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山は雪の中、寒し

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ここ1週間12月中旬の寒さが続きましたが皆様お元気でしょうか。山の中は雪が残り風も冷たく、畑での作務も終了としました。
 
まだ大量の大根などが残る畑ですが雪にはかないません。
 
山の頂上にはご覧の通り冠雪です。
 
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頂上はどうなっているのでしょうか。クローズアップすると。
 
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寒い地域では赤い実のなる木ナナカマドはあるのですがナンテンが越冬しません。そんな中、予想外にヒメリンゴが大量に小さな実を結び、寂しい冬景色を明るくしてくれます。
 
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小さすぎますのでアップしますと
 
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栗の葉はまだ頑張っています。
 
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ススキは畑の魔よけとベニシアさんから教えてもらいました。意外にもKidsらも好きなのです。
 
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この角度の風景もKidsの好むところであります。
 
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可視化された地球上の「二酸化炭素の動き

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NASA | A Year in the Life of Earth's CO2 .
 
https://www.youtube.com/watch?v=x1SgmFa0r04
 
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 可視化された地球上の「二酸化炭素の動き」に目を奪われる
 
2014.11.20 THU    wired.jp
 
NASAが、地球上の二酸化炭素の1年間にわたる動きを示す動画を公開した。炭素観測衛星「OCO-2」から送られるデータによって、今後さらに視覚化が進む見込みだ。
 
TEXT BY NICK STOCKTON
TRANSLATION BY MINORI YAGURA, HIROKO GOHARA/GALILEO
WIRED NEWS(US)
 
世界の二酸化炭素が1年間の天候パターンに従って地球上を激しく動く様子がわかる新しい視覚化が発表された。
 
「Nature Run」と呼ばれるこの視覚化ツールは、気候モデリング・プログラム「GEOS-5」によって作成された。
 
米国メリーランド州にある米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターの科学者たちは、何年も前からNature Runを開発していたが、11月16~21日(米国時間)にニューオリンズで開催されるスパコン会議「SC14」で、このプログラムを発表する。
 
上の動画は2006年1月1日~12月31日のデータを表したもので、世界の二酸化炭素の多くが、人口の多い北半球から排出されていることがはっきりと示されている。
 
冬の間は、北半球の大陸全体が二酸化炭素に覆い隠されるが、春になると、光合成をする植物に吸収されて濃度が減る。
 
南半球も周期的に濃度が高くなるが、これは、季節的に発生する森林火災などのせいだ(NASAサイトでは、北米やヒマラヤ山脈など、個別地域のCO2視覚化を見ることができる)。
 
NASAは、科学界がこのモデルを利用して、二酸化炭素だけでなく、塵や海塩、灰のようなほかの粒子が世界中で渦巻いたり滞留したりする仕組みについて、理解を深めることを望んでいる(地表温度や塵、海塩などの動きをNature Runで視覚化したページはこちら)。
 
Nature Runは、既存の気候視覚化ツールよりもはるかに正確だ。
 
従来のモデルは1画素当たり最高約50kmの解像度だったが、Nature Runは1画素当たり約6.9kmを表示する。
 
しかし、データが多いことは、処理に時間がかかることも意味する。
 
GEOS-5は、75日にわたって低い音を立てながら4ペタバイト近くのデータを処理した後、この視覚化を完成させた。
 
現在のNature Runには、地上にあるモニターによって収集されたデータが入力されているが、将来は視覚化がさらに進化する予定だ。
 
NASAが2014年7月に打ち上げた最新の炭素観測衛星「OCO-2」が毎日10万回以上測定するデータを利用できるようになるからだ。

紅茶: 試作段階の電磁誘導棒過熱

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英国では紅茶を飲む人の65%がやかんに水を入れ過ぎている。この余分なエネルギーにイノヴェイションの種があった
 
これまでの電気ケトルと異なり、必要な量だけ沸かすことができる「Miito」。シンプルなデザインで、掃除も簡単だ。
 
Miito Is A Redesigned Kettle That Saves Energy And Time By Boiling Water In A Cup
 
2014.11.26 WED wired.jp
 
 2013年の「TED会議」で、設計コンサルタントのレイラ・アジャラルーは、一風変わった統計を聴衆に示した。
 
英国では、紅茶を飲む人のうち65%がやかんに水を入れ過ぎており、カップ1杯の紅茶を入れるのに必要な量を超える水を沸かしている。
 
この余分なエネルギー、つまりあとで捨てられるか、そのまま残される水の加熱に使われるエネルギーは、ロンドン中の街灯を一晩点灯するのに十分な量であることがわかったというのだ。
 
「Miito(ミート)」を「ケトル(やかん)」と呼ぶのは少し誤解を招くかもしれない。電気ケトルの代わりとして設計されたものだが、実際にはアイスホッケーのパックのような円盤形の、持ち運び可能な誘導加熱式調理器だ。
 
好きなカップに液体を入れてMiitoの上に置き、付属している棒をその中に入れる。棒が誘導盤と接すると、電磁誘導で棒が熱くなり、それとともに液体も加熱される仕組みだ
 
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 Miitoを考案したニルス・チュディが、ケトルのデザイン変更に初めて興味をもったのは、オランダのアイントホーフェン・デザイン・アカデミーの学生のときだったという。
 
電気ケトルの問題を検討していたチュディ氏は、TED会議でのアジャラルー氏の講演を聞いて、液体を必要な量だけ加熱し、余分な加熱は行わない製品を設計するチャンスがあることに気づいた。
 
さらに、電気ケトルはヨーロッパ諸国の台所で一般に見られるが、不衛生になることがある。
 
ケトルの形状が複雑で、内側にこびりついた石灰などをスポンジでこすり落とすのが難しいためだ。
 
Miitoはまだ試作品の段階だが、チュディ氏と、設計パートナーのジャスミン・グレースは、今後の展望として、赤ん坊のために粉ミルクを繰り返し加熱しなければならない親たちや、都会に住んでいて台所のスペースを確保できない人たちにとって、Miitoが役に立つと考えている。

※「コップ1杯のお湯を光熱費をかけず安く沸かす方法」を比較したページによれば、最も安く上がる方法は、カップにコイルを入れる携帯コイルヒーターとなっている。海外旅行用などとして各種販売されている。
 

打ち上げ迫る「はやぶさ2」、6年半の旅へ

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2020年皆様の年齢は?

「はやぶさ2」生命の起源を探る旅
 
2014年11月27日(木)11時0分配信 R25   news.nifty.com
 
いよいよ11月30日の「はやぶさ2」打ち上げが目前に迫ってきた。
 
世界で初めて小惑星に着陸して微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機にあたる。初代「はやぶさ」は小惑星イトカワに着陸してサンプルを収集し、約7年・60億キロに及ぶ旅を経て2010年に地球へ帰還した。
 
その偉業は世界中から称賛され、3本も映画が作られるほど盛り上がったのはご存じの通り。
 
だが、その挑戦は終わってはいなかった。今回「はやぶさ2」の打ち上げは、一連のプロジェクトの第2幕にあたる。
 
もともと「はやぶさ」の打ち上げは、「太陽系の起源を解明し、地球や生命誕生の手がかりを得る」という壮大な研究テーマのいわば序章だった。
 
イトカワを目指したのも、太陽系が形成された当時――小惑星が衝突を繰り返し、地球のような惑星に成長する過程――の姿をとどめているのではないかと期待されたためだ。
 
試料を持ち帰って分析することで、太陽系の起源に迫る手がかりを探ろうとしたのだ。
 
「はやぶさ2」はその(研究)成果を踏まえた第2幕の挑戦として、宇宙に飛び立つことになる。目指すは小惑星「1999 JU3」。
 
イトカワとはまた異なるタイプの小惑星で、イトカワより多くの有機物や水分――いわば生命の源――を含む鉱物でできていると考えられている。到達予定は打ち上げから4年後の2018年半ば。
 
1年半ほど“滞在”して探査を行い、東京オリンピックが開催される2020年末頃に地球に帰還予定となっている。
 
今回の挑戦についてJAXA広報部長の上垣内茂樹氏は、
 
「日本の技術の粋を集めて、人類の未知の科学に挑戦するプロジェクト。2020年に小惑星のサンプルを無事持ち帰ることができるよう、応援をお願いします」
 
と語る。
 
6年半に及ぶ宇宙への旅立ちに、ネットから手軽にエントリーできるのは魅力的。恋人や家族など、大切な人と一緒に写った写真を投稿すれば良い記念になる。お子さんのいる方なら、将来の“宇宙少年・宇宙少女”が生まれるきっかけになるかもしれない。
 
果たして「はやぶさ2」の旅はいかなる夢とドラマをもたらしてくれるか。探査結果に期待を込めて、旅立ちを見送りたい。
 
(目黒 淳)

 monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1304/12/news004
 
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五神真(57)氏、次期東大総長へ

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ファイブゴットドラゴン支持が多かったようである。最近、多母神氏とか神のつく人々が世間に多く出るようになってきた。助教3人体制か。私も一時、3人体制で苦労した。何せ上2人は先輩なので。
 
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文系理系の総長が交互すべし、なんて決まりは東大のどこの文書を見ても書いていないのに、なぜかこういうことは「遵守」される傾向があります。これもまた1つの不思議という(jbpress.ismedia.jp/articles/-/42276?page=2)。
 
さらに東大総長というのは典型的に担がれた神輿でもあって、本当に力を振るうのは理事・副学長のメンバーだということは、知る人は誰でも知る現実です。
 
イメージ 2masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52334379
 
 
 東大次期学長に五神真・理学部長…来年4月から
 
2014年11月27日 22時37分   読売
 
 東京大学は27日、次期学長に五神(ごのかみ)真・理学部長(57)を選出した。
 
 浜田純一・現学長(64)の後任で、任期は来年4月1日から6年間。
 
 五神氏は東京都出身。
 
1980年に東大理学部を卒業し、東大工学部教授、東大光量子科学研究センター長、副学長を経て今年4月から現職。
 
専門は光量子物理学。
 
記者会見した五神氏は「重責に身の引き締まる思い。世界的に卓越した大学づくりに着手したい」と語った。東大教授や准教授らによる投票では、5人の候補はいずれも3回の投票で過半数を得られず、決選投票では五神氏が894票で宮園浩平・東大医学部長(58)の705票を上回った
 
これを受け、学長選考会議が五神氏を次期学長に決定した。
 

ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた

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ジャポニカ学習帳、ショウワノートさんが作っているとは知らなかった。
 
親も子も温室で育っていますのでしようがありません。台所に出るゴキブリを思い出すのでしょうか。山の中には様々な昆虫がいるので大変でしょう。
 
臭いカメムシなどはKidsらもガムテープで駆除しています。私はペットボトルに入れます。ネコが目や手に痛手を負わないためにです。

 
ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「気持ち悪い」 40年続けたメーカーは苦渋の決断
 
withnews 11月27日(木)12時30分配信    headlines.yahoo.co.jp
 
 1970年の発売以来、累計12億冊を販売した「ジャポニカ学習帳」。
 
表紙にカブトムシなどの大きな写真が入っているのが特徴でしたが、2年前から昆虫の写真を使うのをやめていたことが分かりました。
 
きっかけは、教師や親から寄せられた「気持ち悪い」という声だったといいます。

 30年以上、一人のカメラマンが撮影

 文具メーカー「ショウワノート」のジャポニカ学習帳は、来年で発売45周年になるロングヒット商品。
 
すべて富山県にある本社工場で作られていて、学年や科目ごとに異なる約50種類が販売されています。商品の形に商標権を認める「立体商標」として認められるなど、抜群の知名度を誇ります。
 
 そんなジャポニカ学習帳の特徴の一つが、表紙を飾る写真です。1978年以降、カメラマンの山口進さんが撮影したものが使われています。
 
 「アマゾン編」「赤道編」といった、様々なテーマがあり、山口さんは世界各地に滞在して数カ月かけて撮影してきました。
 

2012年に昆虫が消える 教師からもクレーム

 ところが、2012年から表紙の写真に昆虫は使われていません。こんな意見が寄せられたのがきっかけでした。
 
  「娘が昆虫写真が嫌でノートを持てないと言っている」
  「授業で使うとき、表紙だと閉じることもできないので困る」
 
 保護者だけではなく、教師からも同じような声が上がったそう。ショウワノートの開発部の担当者は
 
「虫に接する機会が減ったということでしょうか」
 
と推測します。
 

ショウワノートは苦渋の対応

 こうした声は10年ほど前から寄せられたといいます。それほど多くはなかったそうですが、ショウワノートは昆虫写真を使わないことに決めました。
 
 「学校の授業や、家に帰ってからの宿題。お子さんがノートを使う機会は多いです。もしかしたら友達と一緒にいる時間より長いかもしれません。
 
学校の先生もノートを集めたり、添削したりと、目に触れる機会は多いと思います。そんな商品だからこそ、一人でも嫌だと感じる人がいるのであればやめよう、ということになりました」
 
 多いときはジャポニカ学習帳の半分近くを占めていたという昆虫の写真。ショウワノートにとっては苦渋の選択でしたが、改版するたびに徐々に減らし、2年前に完全に姿を消しました。
 
 世相を反映した対応とはいえ、表紙の珍しいカブトムシやチョウが大好きだった人からすれば、寂しく感じられるかもしれません。
 
 

学術誌_ 価格高騰で学者が悲鳴!

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ジャーナルの電子化は10年前から始まっており、図書委員会でも価格の高騰も相当な悩みであった。
 
当時は公費で10冊以上の紙媒体の学術雑誌を個人的に入手していたのであるが、最近はすべて止めた。電子ジャーナルとして読めるのである。しかし、図書館などは雑誌の高騰に悩みが尽きない。不要な商業誌を止めるしか手はない。
 
今は懐かしい別刷りなどというものもpdf化である。
 
 
 
学術誌: 価格高騰、物理学者が緊急声明

毎日 2014年11月28日 10時45分(最終更新 11月28日 14時33分)
 
 学術誌の価格が電子版の普及に伴い高騰し、研究者が入手しにくくなっているとして、1000人以上の物理学者でつくる「物性チーム」(代表=石田武和・大阪府立大教授)が27日、政府などに改善を求める緊急声明を発表した。
 
 学術誌の価格は、この20年間は年平均で約7%ずつ上昇し、国立大1校当たりの平均購入費は1億円を超えている。
 
大学の予算削減もあって、電子版の入手が困難になっている
 
 声明は、日本の研究者は世界から孤立し、成果を社会に還元する責務に応えられない状況になっていると指摘。
 
政府などに、安定的に購入するために従来の文教予算の枠組みを超えた新たな財源確保や、次の科学技術基本計画に、すべての研究者が電子版に平等にアクセスできる環境整備の実現を盛り込むことなどを求めている。
 
 石田代表は
 
「すべての学術分野にかかわる問題であり、他分野の研究者とも連携し、改善を働きかけたい」
 
と話す。
 
 
学術雑誌の電子版高騰 大学購入費8年で3倍
 
 2014年6月2日    東京新聞
 
学術雑誌の電子版「電子ジャーナル」の価格が高騰している。
 
論文の利用が多い国立大1校当たりの平均購入費は1億円を超え、大学全体でも過去8年間で3倍に急増。
 
本体価格値上げに加え円安が拍車を掛けており、2013年度の購入額はさらに大幅な上昇が予想されている。
 
経営を圧迫される大学関係者は
 
「読めなくなる海外の論文が増えるかもしれない」
 
と懸念している。
 
イメージ 1 近年は学術雑誌にも電子化の波が押し寄せ、多くの大学で紙媒体に代わってパソコンなどで読むことができる電子ジャーナルが導入されている。
 
学内のネットワークに接続すればどこからでも使えるため、学生にとっても利便性は高い。
 
 だが、電子ジャーナルは年平均で約8%ずつ価格が上昇しており、一冊当たり二百万円という高価なものもある。
 
関係者は
 
「『ネイチャー』や『サイエンス』には年間で数百万円程度払う大学もある」
 
と話す。
 
 出版社側は価格高騰の理由として、論文の投稿数が増えて審査や編集に費用がかかることや、電子化による新たな機能の追加などを挙げる。
 
 全国の大学図書館の連合組織「JUSTICE」の今村昭一運営委員会委員長は「代替品がない特殊な商品なので市場原理が働かない。円高の時代は価格上昇分を吸収できたが、円安で負担が増えた」と背景に複合的な要因があると分析する。
 
 文部科学省の調査によると、国立大一校当たりの電子ジャーナルの購入費は〇九年度以降一億円を超えており、国公私立大全体の一校当たりでも〇四年度の約八百六十五万円から一二年度は約二千九百万円へと三倍以上に増えた。
 
 多くの大学は、オプション料金を払って読めなかった学術雑誌も閲覧できるようになる「パッケージ契約」を出版社と結んでいるが、大学の図書購入予算が減り続けており、契約内容を見直す動きも出ている。
 
 また、財務省は電子ジャーナルに消費税を課税することを検討しており、実施されればさらに経費はかさむ。
 
JUSTICEは、出版社と新たな契約形態をつくるために話し合いを始めているが、「交渉は進まず、具体的な解決策がないのが現状」と頭を抱えている。
 

 学術雑誌の高騰とインターネット

 chemeng.titech.ac.jp/~itolab/projects/zb991129
 
学術情報の収集も大学の重要な使命であり、大学では毎年多額の費用(2億円!)で多数の学術雑誌を購入している。
 
費用の出所は中央図書館の予算(1,500万円)から、学科単位、研究室単位の共同購入によるものまでいろいろである。(しかし全て図書館の蔵書となる。)特定専門分野の雑誌ほど共同購入人数は少なく、したがって研究室での負担も多くなる。
 
商業誌と違って学術雑誌の価格が高いのは当然であるが、以前は年間1雑誌あたり5万円~20万円であった。この程度なら教官個人の年間校費内(80万円)でも資料代として納得して支出可能であった
 
ところが図にみるよう最近の学術雑誌の高騰はものすごい。海外雑誌は軒並み2~3倍の値上がりである。
 
Journal of Membrane Science(エルゼビア社)などは数年後に100万円に達しそうである。これではまるで文化系の研究室のように、経常研究費の大半が資料代になりかねない。
 
このような雑誌の異常な高騰により、大学図書館では学術雑誌購入数の絞り込みに大わらわである。
 
イメージ 2(外国雑誌のRenewalと価格問題(長谷川豊祐氏 (鶴見大学図書館)))(そのときにも使われるのが、雑誌のインパクトファクター。)筆者も頭をかかえており、現在 共同購入の人数を増やす作戦中である。
 
この高騰の原因はなにか。どこまでゆくのか?輸入代理店が不当に利益を得ているのではとかんぐるところであるが、そうでもないらしい。値上げは出版元自身でおこなわれているようである。
 
その背景を窺わせるのが海外出版社の電子化・電子ジャーナルへの取り組みである。現在エルゼビア社はScienceDirect( SD-21)システムを大いに宣伝している。
 
これはインターネットからアクセスできる、原著論文のデータベースである。
 
実際アクセスしていただくとわかるが、これはたいへんなものである。
 
自社の1000タイトルの雑誌は全文、他にも2000タイトルにつきアブストラクトが検索・閲覧できる。
 
我がJ. Chem. Eng. Japanも原報の要旨が収録されている。(勝手に収録・掲載してよいものか。著作権問題が発生するのでは?)本文はテキストで、図、式は画像で作成され、添え字指定さらには引用文献にリンクまでつけてある念のいれようである。
 
また多くはpdfファイルもあるので、「別刷りReprint」そのものもダウンロードできてしまう。
 
(ご自分のホームページをお持ちなら、私のページのようにこのデータベース中の自論文へのリンクをつければ直ぐ研究内容紹介となる。お薦めします。)
 
原著がデータベースになっているのだから、もうChemical Abstractなど過去のものである。
 
この膨大なデータベース作成にどんなにマンパワーを必要とするか、筆者もOCRしてデータベース作成作業をしている(Journal of Chemical Engineering of Japan)のでよくわかる。
 
百人単位の専従者が必要であろう。
 
また検索・表示のレスポンスも良く、ハード的にも充実しているようである。
 
エルゼビア社はまだこのデータベース(電子出版)で収益をあげているわけではないので、これに必要な投資は当然現在の印刷雑誌の購読料でまかなっているはずである。
 
よって、我々が必死で支払っている雑誌代はこのような電子化のための投資となっていると想像できる。
 
エルゼビア社だけでなく海外の学術雑誌出版社は軒並み電子化へ向けて膨大な投資を始めているようで、どうやら雑誌高騰の背景はこれがあるようである
 
じゃあ雑誌購入を中止してインターネットで見ることで済ませば良いかというとそうはいかない。
 
SD-21は実際にエルゼビア社の雑誌を多数購入している大学しか利用できない。
 
Journal of Membrane Scienceをやめてしまうと、大学としてSD-21が利用できなくなるかもしれない。大学全体のことを考えると勝手に購読中止もできない状態である。雑誌代にデータベース使用料が含まれているようなものであり、出版社側の戦略にすでにはまっているようである。
 
もちろん自分の研究費のことだけを考えれば、直ちに雑誌の購読を中止して、数年ガマンし、電子化が一段落してから電子媒体で購読を再開する、というのが賢い行動ということになるのだが…

(2000/11/20 追記) とうとう事態は悪化の方向に・・・。附属図書館からの連絡によると、2001年は大学全体で外国雑誌購入の中止が多数あり、そのなかでエルゼビア社の雑誌が27誌700万円余りが中止になる予定。
 
(これは各部局、教官の個々の判断による。本年度からの校費の減少の影響が直接あらわれたもの。)その結果、2001年は新潟大学としてSD-21参加金額(4,729万円)に600万円不足するため、SD-21は利用できなくなるとのこと。(購読している雑誌については当該発行年分のみ利用可能。大学として 5000ダウンロード/年 は可能。)これで当方もJ. Membrane Sci.をがんばって購入継続している理由が無くなる・・・・
 
(注:大学の外からみると奇妙なことであるが、「新潟大学が購入している雑誌」(年間 2,300誌、購入額 2億円)とは大半が学科や教官が通常の研究費から支出して購入しているものである。図書館の蔵書として共有はされているが、購入は各教官の自由意志である。雑誌を購入している教官は(もちろん自分が使うのであるが)半分はボランティアで共通経費を支出しているようなものである。各教官の台所が苦しくなると、各教官の都合で雑誌の経費が先ず落とされる。以下のように、外部から大学全体としての購入額が問題になっても、図書館側としては対処のしようがない。これは「構造的問題」の一種である。)
 
(2001/9/20 追記) ということで3人の先生で共同購入していたJ. Membrane Sci.は来年度購入しないこととした。
 
(2001/12/17 追記) (図書館委員会での情報)いよいよワイリー、Elsevier(SD-21)、Springer-LINK、Blackwell、IDEAL Academic Pressの「電子ジャーナル」が2002年から正式開始されるとのこと。「国立大学コンソーシアム」という組織と出版社側の交渉により、各大学の2001年の購読額の維持 が各電子ジャーナルアクセスの共通の条件となったそうである。

出版社側は電子ジャーナルそのもので料金をとるのは無理と考え、冊子体とのセットで売り上げを維持する作戦にでたもよう。(今後も冊子体の値上げは出版社の勝手でできるからね。)

新潟大学におけるElsevier社の雑誌の場合、2001年度は181誌、4,383万円購入していたが、この金額がSD-21利用の基準となってしまった。これが2002年度の契約は現在、170誌、 3,667万円となっており、716万円不足とのこと。さてどうするか・・・。図書館では対策委員会WGを発足させたが、各教官にElsevier社の雑誌を購入してほしいと依頼することになるのか?ムリだろうな。しかし「研究型大学」をめざすはずの新潟大学としてはSD-21が使えないのは大きな研究上の障害となるであろうことは確か。(すでにゼミ文献の調査などで学生・院生がこの便利な環境に慣れっこになってしまっている。)
 
しまった!こんなことならJ. Membrane Sci.をもう1年早く中止しておけばよかった。そうしておけば新潟大学としてのSD-21利用最低購入金額が76万円減っていたのに。頑張ったことがかえってアダになってしまった。
 
(2002/3/5 追記) (図書館委員会での情報)学長に要望していた電子ジャーナル利用に不足分の予算1,181万円が学内共通経費からの支出が認められたとのこと。これで電子ジャーナル利用が再開される。とりあえすメデタイ。
 
個人的にはこれで雑誌高騰の問題が電子ジャーナルの利用で解決をみたことになる。

しかしこのことは「革命」である。
 
今後の雑誌の中止分(電子ジャーナル参加金額不足分)は共通経費から支出される道筋がついた。
 
各教官は電子ジャーナルで我慢すれば雑誌の購入を止められる。
 
すなわち雑誌購入予算が各教官から全学経費に移管することになる。これは保守的な大学ではめったにおこらない大変化である。
 
(2004/9/15追記) 新潟大学としての電子ジャーナル費用は、2003年度 14,300万円、2004年度 14,200万円と定着しつつある。
 
(このうちSD-21が1/3)名目的な「電子ジャーナル誌数」は13,000タイトルであり、全国的には 九大-新潟大-京都大等の順で、新潟大は全国二位となり、ひとつのアピール点となっているようである。
 
(九大の費用は4億円とのこと。)年間のアクセス数(ダウンロードした論文数)は約30万件であり、全費用で割ると1件の論文ダウンロードが470円ということになる。
 
情報はタダではないとはいえ、大学としてのこの電子ジャーナルへの多額な支出はバランスに欠けているかもしれない。
 
 

太陽系大航海時代へ、はやぶさ2、打ち上げ成功

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はやぶさ2、打ち上げ成功 生命の起源に迫る
 
産経 12月3日(水)15時20分配信
 headlines.yahoo.co.jp
 
小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機が3日午後1時22分4秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
 
探査機は午後3時過ぎに予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 
小惑星の地下の物質を初めて採取し地球に持ち帰る計画で、生命の起源に迫る成果が期待される。平成32年末の帰還を目指す。
 
 はやぶさ2は、小惑星の物質を初めて採取し4年前に帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「はやぶさ」の後継機。今回は有機物や水が存在するとみられる別の小惑星「1999JU3」に向かう。
 
イメージ 1 小惑星は四十数億年前の太陽系初期の姿をとどめているが、地表の物質は宇宙線を浴びて変質している。このため、はやぶさ2は新開発の装置を使って人工的にクレーターを作り、変質していない地下の物質の採取・回収を目指す。
 
 生命の材料となった有機物や地球の海水は、小惑星の衝突によって地球に運ばれたとされる。採取した物質を分析すれば、生命の起源や太陽系の歴史を解明する手掛かりが得られる。
 
 探査機は来年末に地球の引力を利用して加速し、30年夏に小惑星に到着。
 
1年半にわたり探査し、採取した微小な物質を帰還カプセルに入れて持ち帰る。6年間の航行距離は約52億キロに及ぶ。
 
 初代はやぶさはエンジンなどで故障が多発し帰還が危ぶまれた。このため性能向上や故障防止など多くの改良を行ったほか、日本とドイツの探査ロボット計4機も搭載し着陸を目指す。
 
 H2Aは20回連続の成功となり、成功率は96・1%に向上し信頼性を高めた。

ミトコンドリアで老化防止?

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「ミトコンドリア」はまさにエネルギー生産工場ですよね。下の記事の
 
”加齢に伴い、ミトコンドリアが減って一つ一つのミトコンドリアに負荷がかかりやすくなっているところへ、激しい運動や暴飲暴食が重なると、ミトコンドリアがオーバーワークし、電圧が高くなって、電子が漏れ出します。”
 
というコメントが面白い。
 
イメージ 3en.wikipedia.org/wiki/Aminolevulinic_acid_synthase
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
中年になったら鍛えるべき「ミトコンドリア」とは?
 
(SPA! ) 2014年11月28日(金)配信      news.nifty.com
 
「ミトコンドリア」という体内物質をご存知だろうか? 古くからアンチエイジングの観点で注目されている物質で、小説原作で映画化・ゲーム化もした『パラサイト・イブ』の題材として有名だ。
 
 ミトコンドリア研究の第一人者、日本医科大学大学院医学研究科の太田成男教授によると、「映画関係者から聞いたのですが、8割の人が名前を聞いたことがあっても、何なのかよくわかっていないものは、映画の題材にしやすい」という。あれだけ話題になった映画だが、現在でも「ミトコンドリア」と聞いて何なのかわからない人も多いだろう。
 
「ミトコンドリアは、私たち人間のあらゆる活動に必要なエネルギーをつくっている細胞内の器官です。ミトコンドリアが正常に働いていると、エネルギーが十分につくられ、疲労しにくく、また細胞が傷ついても修復されるのが早くなります。
 
また、中年以降の慢性的な疲労の原因を『乳酸が溜まっているから』と思っている人がいますが、それは間違いです。ミトコンドリアの数が減って正常に機能せず、必要なエネルギーがつくれないために、壊れた細胞を修復する力も衰えているというのが正しい説明です」
 
(太田教授。以下同)
 
 表面的な老化だけでなく、しっかり眠った翌朝も疲れが抜けず「年とったなー」と思うあの状態も、実はミトコンドリアに原因があったのだ。では、どうすればミトコンドリアを正常に、若い頃のように機能させられるのだろうか?
 
「よく言われる健康法ですが、ほどよい運動と腹8分目の食事が重要です。

エネルギーをつくる過程で、ミトコンドリアには強い電圧がかかり、細胞にダメージを与える活性酸素が発生します。
 
加齢に伴い、ミトコンドリアが減って一つ一つのミトコンドリアに負荷がかかりやすくなっているところへ、激しい運動や暴飲暴食が重なると、ミトコンドリアがオーバーワークし、電圧が高くなって、電子が漏れ出します。そして、漏れ出した電子が酸素と結びつくことで、活性酸素がより多く発生してしまいます。ですから、運動も食事も“ほどほど”が理想です。」
 
 ランニングなど、積極的な運動を1回1時間、週2回程度が理想的だという。なかなかハードだが……。
 
「逆にゆったりとしたウォーキングでは効果が得にくいです。運動を開始してから5分程で汗ばむ程度の軽いジョギングや、坂道を歩くことなどがおすすめです。ミトコンドリアが増えてくると、1呼吸で酸素が効率よく使われるようになるので、およそ2週間程で運動が楽になってくるのを実感できるはずです」
 
 食事は腹8分目、たまには7分目に控えて空腹を感じると、ミトコンドリアを増やす効果があるそうだが、ポイントはほかにもある。
 
「ミトコンドリアがエネルギーを作る際に必要な『ヘム』という物質の材料になる『ALA(アラ)(5-アミノレブリン酸)』を摂取することで、ミトコンドリアの質を上げることができます。ALAが不足し、ヘムが十分にないと、エネルギーもつくれないし、活性酸素が出やすくなります。
 
*(5-aminolevulinic acid、5-ALA)
 
Wiki情報
 
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毎日疲れやすい方は、ALAが多く含まれる食品を積極的に摂ること。サプリメントで摂取するという手もあります」
 
 ALAはホウレンソウなどの緑黄色野菜やたこなどの魚介類に特に多く含まれているという。
 
ミトコンドリアを鍛え、活性化させて老化を防ぐためには、生活改善はもちろん大事だが、ALAを含む食品を意識して摂取することから始めてみたほうが良さそうだ。
 
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高速電子から地球を守る「透明バリアー?」

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透明バリアの組成は何か?

有害な電子から地球を守る「バリアー」 米コロラド大が発見
 
2014.12.01 Mon posted at 11:46 JST
 
(CNN) 米コロラド大学ボルダー校の研究チームは1日までに、地球の約1万1600キロ上空に、有害な電子から地球を守る「透明バリアー」が存在しているのを見つけたと発表した。
 
イメージ 1
 
透明バリアーはバンアレン帯と呼ばれる放射線帯の内側で発見され、太陽嵐の発生時に衛星や宇宙飛行士を脅かす高エネルギー電子を防ぐ役割を果たしているという。
 
同大大気宇宙研究所のダニエル・ベーカー所長はこのバリアーについて、
 
「宇宙でガラスの壁に電子がぶつかっているような状態」
 
と説明。
 
「(SFドラマの)『スター・トレック』で宇宙人の攻撃をかわすためフォース・フィールドによって作られたシールドのように、見えないバリアーが盾になって電子を遮断している。これは極めて不可解な現象」
 
と解説する。
 
電子は地球の上層大気まで到達して空気の分子によって破壊されるというのが現在の定説だった。
 
しかし透明バリアーの発見は、この定説を覆す可能性があるという。
 

マイクロバブル注射器は痛くない!

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微細気泡を高速発射というが、そのエネルギーで4μの穴を開けるのか?蚊が刺す程度のエネルギーかな。蚊が刺す針は7本という。
 
イメージ 1s-park.wao.ne.jp/archives/854

髪の毛の太さが0・1ミリ程度なのに対して、上唇は直径0.03ミリ、小顎は0・015ミリしかありません。
 
一方、産総研の高橋正好さんはナノバブルを見つけたという。
 
 マイクロバブルを研究する中で、発見されたのがナノバブルである。ナノバブルはマイクロバブルが消滅する過程で生まれる気泡で、微小であるにもかかわらず気泡が安定化し、なんと半年~1年間も水中に残存する。
 
薬師温泉という川床の源泉では小さなバブルがはじけて、低い温度の温泉でも体は結構温まる。経営者が変わってからはあまり行かなくなってしまった。

構造と動作 rbbtoday.com/article/2014/12/03/126091
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「針なし注射器」の開発に成功 痛みなし、皮膚に押し当てるだけ 芝浦工大
 
ITmedia ニュース 12月4日(木)13時27分配信    headlines.yahoo.co.jp
 
針を使わずに気泡の圧力で試薬や遺伝子を体内に届けられる「針なし注射器」の開発に、芝浦工業大学機械工学科の山西陽子准教授が成功した。
 
直接皮膚に押し当てるだけで、痛みを伴わずに試薬や遺伝子を目的の場所へ高精度に輸送できるという。
 
 既存の針なし注射器は、バネの力で液体を高圧で発射し、皮膚を貫いて筋肉に薬剤を投与するものなどがあるが、神経を傷つける恐れや、多少の痛みを感じるなどの問題があった。
 
 新開発の針なし注射器は、高速で発射した気泡がはじける力で細胞に微細な穴を空け、その穴から、試薬をまとった微細な気泡を細胞内に注入する。
 
気泡のガスは細胞内で収縮し、試薬だけが患部に届く。穴の直径は4μメートルほどで、細胞へのダメージも少なくて済む。
 
 2012年に開発した「マイクロバブルインジェクションメス」を改良して開発した。
 
マイクロバブルインジェクションメスは、液中で微細な気泡を連続して打ち出し、マイクロレベルの微細な穴を空けると同時に、試薬をまとった気泡を輸送できるメス。
 
メスを覆うガラス製のシェルの位置を前方に突き出すことで細胞と気泡導入部との密着性を向上させ、空気中で使用できるようにした。
 
 薬剤を皮下注射する際に利用できるほか、植物細胞を含むあらゆる固さの細胞への遺伝子導入・治療など、幅広い用途に使用できるという。
 
今後はデバイス構造の最適化、試薬の導入量、痛み、穿孔深度の評価を行い、企業と連携するなどして実用化を目指す。

2243は素数かとKidsの質問!

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2243は素数かと素数狂いKidsの質問に困る。学校数学とは違い面白いらしい。電卓のみでコンピュータも使わないで素数探しの毎日である。11,12月は寒いので毎年恒例である。
 
数学離れのKidsは、定理、定義、公式、証明のモーゼの十戒のような神の掟で有無を言わせない現代数学に辟易らしい。これに逆らわないKidsのみが有名大学へ入れるわけである。これはE.オマールさんのコメントと同じである。
 
さてKidsによると1桁目が3なので2数はx9×y7かx1×y3しかないという。後はx×yが22に近いように電卓で計算という。無茶ですね。2243が2桁同士の掛け算とも限るまい。
 
結果を聞くと
 
39×57(3×19、20番目の半素数)=2243(20差)
71(素数)×33=2343(100差)
31(素数)×73=2263(20差)
 
でなかなか2243に近づけないという。
 
そこで私も電卓片手にやってみた。
 
29(素数)×77(7×11)= 2233で10差ではないか!さらに
 
28×80=2340(3差)、27×83=2241(2差)、38×59=2242(1差)までいくではないか!素数Kidsは何していたのか?
 
さて2243に1差までせまったが、実は2243 はP334、334 番目の素数とある。
 
 86番目の8n+3型の素数 (n:280、 2243 = 392 + 2×192) という。次は2251で前は2239らしい。

2000台の素数を調べておこう。
 
 2003 2011 2017 2027 2029 2039 2053 2063 2069 2081 2083 2087 2089 2099
2111 2113 2129 2131 2137 2141 2143 2153 2161 2179
2203 2207 2213 2221 2237 223922432251 2267 2269 2273 2281 2287 2293 2297
2309 2311 2333 2339 2341 2347 2351 2357 2371 2377 2381 2383 2389 2393 2399 2411 2417 2423 2437 2441 2447 2459 2467 2473 2477
2503 2521 2531 2539 2543 2549 2551 2557 2579 2591 2593
2609 2617 2621 2633 2647 2657 2659 2663 2671 2677 2683 2687 2689 2693 2699 2707 2711 2713 2719 2729 2731 2741 2749 2753 2767 2777 2789 2791 2797
2801 2803 2819 2833 2837 2843 2851 2857 2861 2879 2887 2897
2903 2909 2917 2927 2939 2953 2957 2963 2969 2971 2999
 
 (ysr.net.it-chiba.ac.jp/yashiro/sosu/)
 
Suzuki Prime Cubeに2243がある。(信州大学・鈴木治郎さんのことか?)

イメージ 1magic-squares.net/c-t-htm/c_prime

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
isprimenumber.com/prime/2239
イメージ 2

2243の次は26433らしいがこれは3で割れるので簡単。3^3×89(素数)×11である。
 
最近、思うのであるが数学は四則演算と三角関数とEuclid幾何学のみで良いのでは?微分積分も確率も行列も集合論も必要になればやれば良い。Kidsらに強制させる必要はない。
 
整数論というか数字の魅力はコーヒーブレークでやらせると良い。数学離れが極端に減少すると思う。

井口博士、「国立大学物理の職を得るためには共産党に入らないとダメ」って本当?

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本当である。H大の物理学は今でも業績は上げられない。共産党員でなければならない時期があったからである。恐らく団塊世代が起こした学生運動の頃の置き土産であろうか。彼らは研究よりも管理運営に興味を持つのが特徴である。プラス女と金と地位かな?天地とか健康には興味を示さない。
 
数学科なども戦後時期に日本有数の数学者が小樽の港から関東の立教、専修大学などに逃げたという。こちらはGHQの指令であろうか?
 
「ゼロの発見」で有名な吉田洋一氏は数学一家でWiki情報は以下の通りである。当然、全国の旧帝大系でも似た状況であった。
 
イメージ 1東京に生まれ、1923年東京帝国大学理学部数学科卒業。第一高等学校教授、東京帝国大学助教授、フランス留学を経て1930年北海道帝国大学教授
 
1949年から1964年まで立教大学教授。のち名誉教授。1965年から1969年まで埼玉大学教授。
 
数学および数学教育に多大な足跡を残した人物として知られる。随筆家、俳人としても著名であった。
 
吉田は哲学研究の吉田夏彦の父、数学者の赤摂也の義父にあたる。
 
戦前北大の理学部数学科の立ち上げに携わり、後に吉田の努力の結果か一時期
 
「数学をやるなら北大がいい」
 
と言われたこともあった。
 
* 1949年から始まったイールズ声明(1949年占領軍総司令部民間情報部最高教育顧問官イールズが全国の大学をまわって、講演の中で共産主義者を大学から追放すべきだと主張していた)では、1949年5月15日に北海道大学でイールズの講演に対し、カトリック信者として真っ向から反対している。
 
math.sci.hokudai.ac.jp/general/history_katsurada.php
イメージ 2
 
数学書の練習問題の指示文に、「~せよ」「~しなさい」などという命令を表す文を使わず、「~する」という文を使っていた。人柄が出ていると言われた。
 
井口博士情報
 
「国立大学物理の職を得るためには共産党に入らないとダメ」って本当?
 
みなさん、こんにちは。
 
業界の噂というものがある。物理学者には日本物理学会という業界がある。したがって、ここにもまた「業界の噂」というものがある。
 
私がかつてユタ大にいた頃、別のアメリカの大学から来た日本人物理学者がいた。
 
その人はポスドクとして来たのだが、当時結構頑張っていたから、日本に戻れば、職が取れるんじゃないかと俺が聞いたわけだ。
 
すると、こういう返事が返ってきた。
 
「日本の国立大学の物理の職を得るためには、共産党に入らないとダメ。不可能。」
つまり、国立大の物理学科で食を得たければ、共産党にならなければならない。
これが物理業界の噂である。
 
これは、あながち嘘っぱちではない。
 
共産党の志位和夫書記長は、東大工学部物理工学科出身者である。同様に不破哲三も東京大学理学部物理学科出身である。
 
もう死んだが、国際的にも有名な理論物理学者だった、
伏見康治博士は公明党から出馬して有名な理論物理学者として初めて国会議員になった。
 
また、今の理研の理事長の前の前の第七代理事長だった有馬朗人博士は東大物理のスーパーエリートだった。自民党政権時代に文部大臣となり、1998年に自民党から初当選。
 
基本的に、物理学者というのは、唯物史観の持ち主であることが多いから、昔から「科学的社会主義」に傾倒するものが多く、マルクス主義に傾倒するものが多かった。
 
というわけで、生粋の社会主義者や共産主義者ではなかったとしても、心情的「共産主義者」というようなものが多いはずなのである。
 
ましてや、霊魂を信じたり、魂や人の不死を信じるようなタイプの物理学者は皆無なのである。まあ、私や保江博士程度のものだろうナア。
 
そんなわけだから、あの保江邦夫博士ですら、国内に戻っても国内一流の国立大学からお呼びがかからなかったのである。ましてや私に関しては、いわずもがな、いわんやをや、のことである。
 
総じて、国立大学の教職員は共産党が多い。地方公務員もそうである
 
一国民や一市民という民間人として生きている、国民やら市民の、そして、人々が必死で働いて支払ったところの税金で生きているのに、国を批判し、国民を批判する
 
そういうのが共産党なんだが、何か脳がねじくれてしまったようである。
 
やはり受験勉強のし過ぎか?あるいは、物理学の勉強し過ぎか?

いずれにせよ、知識を詰め込んだだけで、少しも自分の頭で考えなかったことが原因なんでしょうナア。

共産党にあらずば、人にあらず。
共産党に入らずば、物理学者にあらず。
とは、大層困った発想ですナ。
 
いずれにせよ、東京大学は悪い人ばかり育てる大学のようですナ。世も末ですナ。

 

大学の“都心回帰”が相次ぐ、「明治」「理科」「同志社」「立命」

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大学の経営が難しい時代に郊外にキャンパスを置く理由がないのでしょうね。学生や父兄にとっても助かるでしょう。
 

「明治」「理科」「同志社」「立命」…大学の“都心回帰”が相次ぐ背景
 
 2014.12.3 08:00   iza.ne.jp
 
 昭和30~50年代に郊外へ相次いで移転した大学の都心回帰が進んでいる。
 
少子化の影響で経営課題を抱える大学にとって、利便性が向上する都心回帰は学生獲得競争の「勝利の方程式」だが、課題があるのも事実。
 
とくに大学に去られた地方は地域経済の活気が失われることになり、自治体関係者は頭を痛めている。
 
東京理科、明治、同志社、立命館…続々都心へ
 
 大妻女子大では現在、文学部と家政学部の1年生が狭山台キャンパス(埼玉県狭山市)で学んでいるが、来春から全学生を東京都千代田区の千代田キャンパスへ移転する。
 
さらに、平成28年以降にも、比較文化学部や社会情報学部の学生らを多摩キャンパス(東京都多摩市)から千代田キャンパスへ移す計画を進めている。
 
 大妻女子大の伊藤朋恭副学長は
 
「学生目線に立った場合、都心の方がインターンシップや就職活動などが圧倒的に有利となる。
 
さらに学生生活の面でも、キャンパスが都心と郊外の2カ所に分散している場合、郊外キャンパスの学生が不公平を抱きがちになる傾向もある」
 
と説明する。
 
 こうした郊外から都心へのキャンパス移転は大妻女子大だけにとどまらない。昨年には明治大が東京都中野区に、拓殖大が文京区にそれぞれキャンパスを整備。
東京理科大は28年、埼玉県久喜市の経営学部を新宿区の神楽坂キャンパスに移転する。近畿や東海地方でも同様だ。
 
同志社大や南山大、立命館大などが郊外から都市部へとキャンパス機能を移転したり、移転の計画を進めている。
 
 
都市から郊外、再び都市へ
 
 大学キャンパスの郊外移転が進んだのは高度成長期だ
 
都市部で1500平方メートル以上の床面積を持つ工場や大学の新設や増設を禁止する「工場等制限法」が昭和34年に首都圏で、39年に近畿圏で相次いで制定された。
 
当時は大学進学率が3割を超えるなど大学生の数も急増。各大学は増える学生の受け入れのため、大規模キャンパスを郊外に次々と開設していった。
 
 それから40年以上がたち、大学を取り巻く社会情勢は劇的に変化。
 
今度は逆に少子化の波が押し寄せ、各大学は学生確保に追われるようになり、都心へ回帰し始めた。
 
 平成14年に規制緩和の一環で工場等制限法の制限条項が撤廃されたことも、追い風となった。
 
しかも工場の国外移転や小中学校の統廃合などで都市部に空き地が出現。
 
それまで都市型キャンパスは、高層タワー型の校舎を建設するなど限られた敷地の有効活用が求められたが、用地取得が容易になったことで、この時期をきっかけにキャンパスの都心回帰が本格化する。
 
 
■東洋大の成功…大学経営「勝利の方程式」に
 
 東洋大は17年、埼玉県朝霞市の朝霞キャンパスから、文系5学部の学生を東京都文京区の白山キャンパスへ移し、都心で4年間履修できるようにした。
 
その結果、東洋大は志願者数を前年度比9%も伸ばすことに成功した。
 
 大学志願者数の推移を調査しているリクルート進学総研によると、東洋大に続いて都心回帰に舵を切った共立女子大、東京家政大、立正大、国士舘大でも、移転により志願者が増加する傾向が確認されている。
 
 都心回帰は、大学経営にとっての「勝利の方程式」といえる。
 
 リクルート進学総研の小林浩所長は
 
「利便性を好む学生側の嗜好の変化や、保護者側の経済的な苦しさなど社会構造の変化を受け、大学の経営戦略が試される時代となった」
 
と指摘する。その上で、「都心回帰はまだ途中で、今後も続くだろう」と予想した。
 
 
少子化で押し寄せる「2018年問題」
 
 日本は30(2018)年以降、18歳人口の減少期を迎える。
 
リクルート進学総研の試算では、その後、37(2025)年までの8年間で、大学進学者は5万人減となり、定員規模500人の大学100校(進学率5割の場合)ほどが経営難に陥るとされている。
 
 また、大学の都心回帰により、地域経済に与える深刻なマイナス影響も懸念されている。
 
 大学の郊外移転は、郊外の自治体に活気をもたらしてきた。学生らは地元商店などの消費者にもなる一方、アルバイトなどで地域経済を押し上げる効果もあった。
 
 愛知県瀬戸市では、19年に名古屋学院大の一部学部が名古屋市へ移転。
 
南山大学も29年にかけて、名古屋市へと移転することになっている。
 
市によると、これまで学生らが地元商店街と協力して行っていたまちづくり活動などが、最近はほとんどみられないという。
 
 瀬戸市の担当者は
 
「下宿生がいなくなるなどの面で影響はなかったとはいえない。だが、大学側の都心回帰は時代の必然的な流れと考えている」
 
と話した。
 

トランジスタと同じ働きをする単分子?

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「ムーアの法則」が破られるかもしれない:トランジスタと同じ働きをする単分子

グラスゴー大学などのチームが、トランジスタと同様の働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。
 
現在のフラッシュメモリには記録量の上限があるが、これが破られる可能性がある。
 
TEXT BY JAMES TEMPERTON
IMAGES BY LAIA VILA NADAL, FELIX IGLESIAS ESCUDERO, LEROY CRONIN, CRONIN GROUP, SCHOOL OF CHEMISTRY, UNIVERSITY OF GLASGOW
TRANSLATION BY RYO OGATA/GALILEO
WIRED NEWS(UK)    2014.11.30 SUN
 
英国のグラスゴー大学と、スペインのロビラ・イ・ビルジリ大学の研究チームが、トランジスタと同じような働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。
 
ムーアの法則(集積回路あたりのトランジスタ数は約2年ごとに2倍になるという法則)が破られるかもしれないブレークスルーだ。
 
現在のフラッシュメモリは、データセルの物理的な限界に束縛されている。
 
データセルには金属酸化物半導体MOS)が使われているが、MOSコンポーネントは10nm以下での製造がほぼ不可能であり、これにより記録量の上限が決まっている。
 
今回、従来のデータ記憶コンポーネントに代えて、単一分子を使うという革新的技術が成功した。分子ひとつにマルチビットのデータを記憶させることができるようになると、ムーアの法則が破られる可能性がある。

カギとなるのは「ポリオキソ金属酸塩

 ポリオキソ金属酸塩(POM)と呼ばれるこの新しい金属酸化物クラスタについての論文は、『Nature』誌に掲載されている。
 
 Nature Volume: 515, Pages: 545–549
Date published:(27 November 2014)DOI:
doi:10.1038/nature13951
フラッシュメモリに使われているトランジスタは、電源を切ってもオンやオフを「覚えている」。
 
これらのトランジスタの状態を0と1とすることでデータを保存できる。
 
研究チームは今回、フラッシュメモリと同じように電荷をとらえて振る舞うことができるPOM分子を設計、合成し制御することができた。
 
こうしたハイテク分子を開発する従来の試みは、大きな障害によって阻まれてきた。熱安定性の低さと高い抵抗のために、既存のガジェットでの利用に制限があったのだ。
 
しかし、グラスゴー大学のリー・クローニン教授は、
 
「われわれが開発したPOMの大きな利点のひとつは、すでに業界で広く使われているデヴァイスと一緒に組み立てられることだ。費用をかけて生産ラインを整備することなく、新方式のフラッシュメモリとして採用することができる」
 
と話す。
 
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さらにこの新技術は、機密情報のより安全な保存にもつながるかもしれない。一度消去した機密データを復元することはできない「write-once-erase」と呼ばれる保存方法が可能になると研究チームは主張している。
 

鍋・レンジ 「突沸」によるやけど事故!

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化学の実験では必ず遭遇しますね。私は院生の頃、徹夜で飲み明かし、そのまま朝大学へ。エタノールの蒸留くらいは大丈夫と思い始めたが途中で沸石を入れるのを忘れ、奇妙にも蓋を開けていれる!
 
突然の爆発で天井と全身が熱エタノールだらけへ。エタノールで良かった!
 
 
鍋や電子レンジ過熱での突沸を防ぐ方法などは今の学校では教えないのでしょうね。
 

 国民生活センター、「突沸」による事故に注意喚起
 
フジテレビ系(FNN) 12月4日(木)18時50分配信  headlines.yahoo.co.jp
 
食品を温めすぎた場合などに、中身が飛び散る現象「突沸」による事故が後を絶たないとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。

本格的な冬を迎え、温かいお鍋が恋しい季節になってきた。

寒い季節は欠かせない鍋料理だが、そこに思わぬ危険が潜んでいる。

ガスコンロで温め直していたみそ汁が突然爆発。

これは「突沸」と呼ばれる現象。

この現象は、何の前触れもなく起こる。

これは電子レンジの中でも発生する。

突沸とは、その名の通り突然沸騰すること。

通常、液体は沸点に達するとブクブクと沸騰するが、電子レンジなどでゆっくり熱した場合などには、沸点に達しても沸騰しないことがある。

これを過熱状態と呼び、この状態からさらに加熱を続けると、何かのショックをきっかけに、激しく爆発することがある。

飲み物だけでなく、鍋物などを温め直すときにも起こる可能性がある突沸。
電子レンジなどで温め直した後も、注意が必要となっている。

レンジから取り出し、砂糖を入れた瞬間にコーヒーが噴き出るケースもあり、中には、顔に1カ月以上の大やけどを負った人もいる。

防止法について、国民生活センターの菱戸淳二課長は「温め直すときはまず、混ぜてから温め始めるのが一番だと思う。わたしたちの試験でも、20秒くらいで突沸しているものもありましたので」と語った。

今回の再現実験を行った国民生活センターによると、ガスコンロなどでみそ汁などを温め直すときは、かき混ぜながら行うこと。

電子レンジで飲み物を温める場合は、設定時間を短めにすることなどで、突沸を防げるという。

ワトソン博士(86)、ノーベルメダルを競売へ!

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ワトソンの生涯とはあまり褒められたものではない気がする。今回のノーベル賞メダルの
競売も?
 
さてフランシス・クリック氏は米カリフォルニア州で2004年7月27日に88歳で死亡した。
生き残ったワトソンは暴言ばかり?
 
「黒人は人種的・遺伝的に劣等である」
「(我々白人が行っている)アフリカに対する社会政策のすべては”アフリカ人の知性は我々と同等である”という前提で行われているが、それは間違いである」
 
の発言で所長解任でした。
 
ワトソンと言えども5億円のお金が欲しいのかな?それともワトソン氏の息子さんの統合失調症を治癒したい。ノーベル賞受賞自体を忘れたい?
 
ロザリンド・フランクリンが撮影したX線写真を密かに複写していたウィルキンスは、それをワトソンに見せる。
 
見たワトソンは印象的な黒十字の反射パターンに息を呑む!まさにラセン構造を告げていたのである。それを「成果の横取り」と非難する人もいれば、「彼女が気づかなかったことに気づいた」という意見も。
 
他研究者の未発表データを盗み見る行為はやはりルール違反であろう。
 
ロザリンドのデータを盗用して無断で発表、 そのせいで、ロザリン憤死という説まで!blog.andowako.jp/?eid=104   気難しく厭味な女「ロージー」として悪しざまにワトソンは言う。部外者のワトソンに彼女の撮った「決定的写真」を見せたのも、同僚ウィルキンズの仕業。
 
A-T、C-Gシャルガフ則のシャルガフも不運かな?

ロザリンド・フランクリンとDNA―ぬすまれた栄光
隠された科学者─ロザリンド・フランクリン─
青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授 福岡 伸一
 
*Rosalind Elsie Franklin
Wiki情報
1920年7月25日ロンドンのユダヤ人家系の銀行家の家庭に6人きょうだいの長女として生まれた - 1958年4月16日37歳。イギリスの物理化学者、結晶学者である。石炭やグラファイト、DNA、タバコモザイクウイルスの化学構造の解明に貢献した。卵巣癌と巣状肺炎により死亡。実験のため無防備に大量のX線を浴びたことが癌の原因?
 

ノーベル賞メダル、5億円で落札 存命の受賞者が史上初の競売
 
 ニューヨークのクリスティーズで競売に掛けられたジェームズ・ワトソン博士のノーベル医学生理学賞のメダル(AP=共同)
 
 【ニューヨーク共同】
 
米分子生物学者ジェームズ・ワトソン博士(86)が1962年、DNAの二重らせん構造の発見で受賞したノーベル医学生理学賞のメダルが4日、ニューヨークのクリスティーズで競売に掛けられ、475万7千ドル(約5億7千万円)で落札された。
 
イメージ 1存命のノーベル賞受賞者のメダルが競売されたのは史上初めてとみられる
 
 クリスティーズによるとメダルは23カラットの金製で直径66ミリ。金の重さとしての価値は2万~3万ドルという。
 
ワトソン博士は競売の理由について、自らが学んだシカゴ大、インディアナ大などへの寄付が目的だと述べている。
 

ヒマラヤで幻の花 「メコノプシス…」撮影

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ヒマラヤで幻の花撮影 60年ぶり「メコノプシス…」 札幌の写真家梅沢さん
 
(道新11/28 17:01、11/28 20:25 更新)
 
イメージ 3イメージ 1標高約4千メートルの高山地帯で撮影したメコノプシス・テイラーイ=今年7月、ネパール・マチャプチャレ(梅沢俊さん撮影)
 
 
 
 札幌在住の植物写真家梅沢俊さん(69)が、ネパール・ヒマラヤ山脈で1954年に採取されて以降60年間目撃報告がなく「幻の花」とされていたメコノプシス・テイラーイの撮影に成功した。
 
29日に札幌市内で開かれる高山植物の市民フォーラムで報告する。
 
 東大総合研究博物館(東京都文京区)によると、メコノプシス・テイラーイは54年に英国人グループがヒマラヤ山脈で発見したケシ科の植物。
 
持ち帰った標本は、ロンドン自然史博物館や同館と協力関係にある東大総合研究博物館で保管されてきた。
 
 北大農学部出身で、希少な高山植物などの撮影に約40年間取り組む梅沢さんは、昨年7月にネパール入りして10日間、調査したが、発見できなかった。
 
今年7月に2回目の現地入りをし、ヒマラヤ山脈のひとつ、マチャプチャレの中腹で多数の花が咲いているのを発見、撮影した。高さは1メートル前後で、おわん型の直径10センチ前後の花は鮮やかなピンク色だった。

Machapuchare
ramblingbears.blogspot.jp/2012/09/amazing-astonishing-astounding-awesome_30
イメージ 2

メルセンヌ数遊びのKidsら

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Kidsはメルセンヌ牧師の数やメルセンヌ素数Mersenne Primeの遊びに入っている。
 
Mi = 2^n - 1タイプでしょうか。M2 = 2^2 -1 = 3で素数、M11 = 2^11 - 1 = 2047 = 23 × 89で素数ではない。2047が素数かと突然聞かれても私にはチンプンカンプンでMersenne Primeなどは大学で習った覚えもない。
 
つまらなく下らないε-δ法や行列式や微積分の問題演習ばかりで、これが大学の数学かと辟易したものである。せめて数論の初歩ぐらいは学びたかったのであるが。
 
Kidsはフェルマー数はFn = 2^(2^n)+1タイプでもっと面白いと私に講釈。
 
F0=3,
F1=5,
F2=17,
F3=257,
F4=65537257
 
だとのたまう。そして 
 
F5=2^(2^5)+1=4294967297=641×6700417
 
が素数でないと判定したのはEulerであると得意げである。

 
メルセンヌ数の素因数分解の一覧
 
calculate.grupo.jp/free296725
 
M2: 3 = prime
M3: 7 = prime
M4: 15 = 3×5
M5: 31 = prime
M6: 63 = 3×3×7
M7: 12 7= prime
M8: 255 = 3×5×17
M9: 511 = 7×73
M10: 1023 = 3×11×31

M11: 2047 = 23×89
M12: 4095 = 3×3×5×7×13
M13: 8191 = prime
M14: 16383 = 3×43×127
M15: 32767 = 7×31×151
M16: 65535 = 3×5×17×257
M17: 131071 = prime
M18: 262143 = 3×3×3×7×19×73
M19: 524287 = prime

M20: 1048575 = 3×5×5×11×31×41
M21: 2097151 = 7×7×127×337
M22: 4194303 = 3×23×89×683
M23: 8388607 = 47×178481
M24: 16777215 = 3×3×5×7×13×17×241
M25: 33554431 = 31×601×1801
M26: 67108863 = 3×2731×8191
M27: 134217727 = 7×73×262657
M28: 268435455 = 3×5×29×43×113×127
M29: 536870911 = 233×1103×2089

M30: 1073741823 = 3×3×7×11×31×151×331
M31: 2147483647 = prime
M32: 4294967295 = 3×5×17×257×65537
M33: 8589934591 = 7×23×89×599479
M34:17179869183 = 3×43691×131071
M35: 34359738367 = 31×71×127×122921
M36: 68719476735 = 3×3×3×5×7×13×19×37×73×109
M37: 137438953471 = 223×616318177
M38: 274877906943 = 3×174763×524287
M39: 549755813887 = 7×79×8191×121369

M40: 1099511627775 = 3×5×5×11×17×31×41×61681
M41: 2199023255551 = 13367×164511353
M42: 4398046511103 = 3×3×7×7×43×127×337×5419
M43: 8796093022207 = 431×9719×2099863
M44: 17592186044415 = 3×5×23×89×397×683×2113
M45: 35184372088831 = 7×31×73×151×631×23311
M46: 70368744177663 = 3×47×178481×2796203
M47: 140737488355327 = 2351×4513×13264529
M48: 281474976710655 = 3×3×5×7×13×17×97×241×257×673
M49: 562949953421311 = 127×4432676798593

M50: 1125899906842623 = 3×11×31×251×601×1801×4051
M51: 2251799813685247 = 7×103×2143×11119×131071
M52: 4503599627370495 = 3×5×53×157×1613×2731×8191
M53: 9007199254740991 = 6361×69431×20394401
M54: 18014398509481983 = 3×3×3×3×7×19×73×87211×262657
M55 :36028797018963967 = 23×31×89×881×3191×201961
M56: 72057594037927935 = 3×5×17×29×43×113×127×15790321
M57: 144115188075855871 = 7×32377×524287×1212847
M58: 288230376151711743 =
M59: 576460752303423487 =

M60: 1152921504606846975 =
M61: 2305843009213693951 =
M62: 4611686018427387903 =
M63: 9223372036854775807 =
M64: 18446744073709551615 =
M65: 36893488147419103231 =
M66: 73786976294838206463 =
M67: 147573952589676412927 =
M68: 295147905179352825855 =
M69: 590295810358705651711 =
M70: 1180591620717411303423 =
M71: 2361183241434822606847 =
M72: 4722366482869645213695 =
M73 :9444732965739290427391 =
M74: 18889465931478580854783 =
M75: 37778931862957161709567 =
M76: 75557863725914323419135 =
M77: 15111572745182864683827 =
M78: 302231454903657293676543 =
M79: 604462909807314587353087 =
M80: 1208925819614629174706175 =
M81: 2417851639229258349412351 =
M82: 4835703278458516698824703 =
M83: 9671406556917033397649407 =
M84: 19342813113834066795298815 =
M85: 38685626227668133590597631 =
M86: 77371252455336267181195263 =
M87: 154742504910672534362390527 =
M88: 309485009821345068724781055 =
M89: 618970019642690137449562111 =
M90: 1237940039285380274899124223 =
M91: 2475880078570760549798248447 =
M92: 4951760157141521099596496895 =
M93: 9903520314283042199192993791 =
M94: 19807040628566084398385987583 =
M95: 39614081257132168796771975167 =
M96: 79228162514264337593543950335 =
M97: 158456325028528675187087900671 =
M98: 316912650057057350374175801343 =
M99: 633825300114114700748351602687 =
M100: 1267650600228229401496703205375
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