安い乾燥果物には要注意ですね。
経口感染というのが怖い。海外渡航も注意が必要。科研費が足りないと文科省に乗り込んだ威勢の良いY先生はC型肝炎で亡くなったことを思い出した。
A型肝炎の有無はチモール混濁反応thymol turbidity test でチェックという。TTT(チモール混濁試験)とZTT(硫酸亜鉛試験)という二つの方法の内の1つである。肝炎で逸脱したγ-グロブリンの量を濁り具合(凝集thymol flocculationでコロイド化)から検査する。
pH7.8で飽和チモール溶液を使用、フェーノルがpKaは10であるからチモールは10.59 と比較的高い。イソプロピル基の影響か?
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A型肝炎発生の豪州、食品検査の基準強化を検討
AFP=時事 2月18日(水)19時22分配信
headlines.yahoo.co.jp 【AFP=時事】
オーストラリアで、中国から輸入された冷凍のミックスベリーが原因とみられるA型肝炎患者が発生したことを受け、同国のバーナビー・ジョイス(Barnaby Joyce)農相は18日、食品検査基準を厳格化する可能性があることを明らかにした。
豪州で9人がA型肝炎、中国で加工の冷凍ベリーが原因か
同国ではこれまでに、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州とビクトリア(Victoria)州で4件のA型肝炎感染が確認され、感染に関連して「ナナズ(Nanna's)」と「クリエイティブ・グルメ(Creative Gourmet)」ブランドで販売されていた冷凍のラズベリーとミックスベリーが回収されている。
袋詰め作業が行われた中国の工場が不衛生だったことや、汚染された水が使われていたことが原因と指摘されている。
感染はその後、クイーンズランド(Queensland)州、西オーストラリア(Western Australia)州にも拡大しており、感染例は政府がこれまでに確認しているだけで、少なくとも13件に上っている。
ジョイス農相は今後の輸入規制の強化につながる可能性についてオーストラリア放送協会(Australian Broadcasting Corporation、ABC)に対し、
「現在行っている調査の結果次第では、その可能性もある」
と発言。「(各州・特別地域の)保健相が協議中だ」と述べた。
ジョイス農相はさらに、食品の品質表示法の厳格化に加え、消費者に国産品の購入を呼び掛けた。
「(国産食品が)輸入品よりも清潔で新鮮であることを確実にするために、食品に関する法律や監視体制は厳格なものになっている。値段は少し高くなるが、国産品の方がより安全だ」
と農相は述べた。
しかし、トニー・アボット(Tony Abbott)首相は食品ラベルの変更に乗り気ではないとみられ、関連業界に対する規制強化につながりかねないと警告している。
【翻訳編集】 AFPBB News
THYMOL TURBIDITY TEST IN ACUTE INFECTIOUS DISEASES
KURT IVERSEN, M.D.; FLEMMING RAASCHOU, M.D.
ARTICLE | September 1948
archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=553486
IN 1944 MacLagan introduced the thymol turbidity test for diagnosis of diseases of the liver. With this test it should be possible to distinguish between hepatitis, obstructive jaundice and hepatic cancer.
The thymol turbidity test has since been analyzed by various investigators.
In conformity with MacLagan these investigators observed the reaction to be positive in about 90 per cent of cases of acute hepatitis and as a rule positive in chronic hepatitis, whereas it was rarely observed to be positive in cases of obstruction of the bile duct and hepatic cancer.
The thymol turbidity test is a flocculation reaction on certain plasma proteins.
The flocculation occurs by means of a saturated thymol solution at pH 7.8. The turbidity is read in Pulfrich's photometer against a barbital buffer solution with thymol. The
A型急性肝炎
medical.yahoo.co.jp
どんな病気か. A型急性肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)に経口的に感染して、ウイルスが主に肝臓で増殖し、炎症すなわち肝炎を起こす病気です。
致死的な劇症肝炎にならなければ慢性化することはなく、二度と発病しないのが特徴です。
経口感染で起こるA型肝炎には、衛生環境の状態が大きく関わっています。日本は衛生環境が整ってきており、衛生環境の悪かった時代には集団発生もありましたが、最近では流行は少なくなりました。
原因は何か
A型急性肝炎は、A型肝炎ウイルスが食べ物や飲み水を介して体内に侵入する経口感染で起こります。体内に入ったウイルスに対して排除しようとする抵抗力、すなわち免疫反応がはたらきます。
この免疫反応により肝炎ウイルスに感染した細胞ごと攻撃されるため、肝臓に炎症が起こるのです。
また、免疫反応により抗体という蛋白質も作られます。体内に抗体ができると、次にウイルスに感染しても発病しません。
増殖したウイルスは便中に排泄され、その便に含まれたウイルスに汚染された飲料水や食べ物から次の感染が引き起こされます。
発症は冬から春にかけてが多く、12~3月にピークがありますが、最近はこの季節性が、以前に比べてはっきりしなくなったといわれています。
最近では衛生状態が悪い海外で感染する人が増えていることが示されており、このことが季節性がはっきりしなくなったひとつの要因と考えられています。
ウイルス汚染地域では、生水や生ものは当然ですが、生野菜のサラダを洗うための水が汚染されていたり、氷を作る水が汚染されていればそこからも感染するので注意が必要です。また、まれに血液や唾液から感染することがあります。
症状の現れ方
A型急性肝炎では、ウイルスに感染して約1カ月の潜伏期間をおいて症状が現れます。初期の症状は
38℃以上の発熱、
体がだるい、
食欲がない、
吐き気、
嘔吐、
腹痛、
下痢
などです。
このように、かぜによく似た症状で発症します。
また、A型肝炎は他のウイルス肝炎に比べて、このような自覚症状が強く出ることも特徴です。
これらの症状の約1週間後に黄疸が現れます。茶褐色の尿や白っぽい便が出ることもあります。
A型急性肝炎は、適切な治療を行えば約1~2カ月で完治します。
しかし、なかには黄疸や血液検査値の異常(AST、ALT値の上昇)が半年以上続いたり、腎不全や血液の病気を合併することがあります。
また、わずかですが劇症肝炎と呼ばれる重い状態に進行すると、そのなかの4~5割の人は致命的になります。劇症肝炎については別項を参考にしてください。
高齢者や慢性肝疾患(B型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝障害)をもっている人が発症すると、重症になりやすいといわれています。
逆に、子どもの場合は比較的軽症ですんだり、かかったことに気づかずにすむこともあります。これを不顕性感染といいます。
検査と診断
肝炎の検査では血液検査が重要です。代表的なものではAST(GOT)、ALT(GPT)があります。AST、ALTは肝細胞のなかに多量に含まれる酵素です。肝細胞が壊れると血液中にもれ出てきて、数値が高くなります。
A型肝炎では他のウイルス肝炎に比べてより高値になる傾向にあります。また、黄疸の指数であるビリルビン値も高くなります。
チモール混濁反応という血液検査値の上昇もA型肝炎の特徴です。
診断は、免疫反応によってできた抗体を血液で測ることによって行います。
発病の早い時期に血液中に出てくるIgM型HAV抗体を測定することによって診断します。最近ではA型肝炎ウイルスの遺伝子(HAV RNA)を、血液や便を用いて調べることで、直接ウイルスの存在を知ることができるようになっています。
また、重症化や劇症肝炎への進行を知るうえでは、肝臓が作る血液を固まらせる蛋白質(プロトロンビン、ヘパプラスチン)の検査をすることも重要です。
治療の方法
黄疸があったり血液検査の数値が高い時期は、基本的に入院したうえで、安静にします。
トイレや食事など必要な時以外は横になっているようにします。
安静により肝臓への血液の流れを保つことで、肝臓の回復を促します。
症状や血液検査の改善に合わせて安静の程度を軽くします。薬物療法は、直接ウイルスを撃退するものではありませんが、症状に応じて薬物を使います。
食欲がなかったり、嘔吐、下痢などの症状がある時には点滴を行います。
病気の予防
予防法としては、感染の危険のある生水や生ものに注意することです。
患者さんが出た周辺や衛生状態の悪い海外では、とくに注意が必要です。
最近ではワクチンで免疫力をつける方法や直接免疫グロブリン(抗体)を注射する方法があり、衛生状態の悪い海外へ渡航する人や感染の危険度が高い人は、これらの方法を用いて積極的に感染の予防をすることが推奨されています。