T10はカムチャッカ半島に去らないで西に舵を切った。5000m上空の寒冷渦の端に乗ったらしい。
30日夕方6時岩手大船渡付近に上陸、秋田に向かわないで津軽海峡に夜9時という異常なルートである。9月も台風は発生するのであろうか?
台風を西に送る東風の発生が全くない。
tropic.ssec.wisc.edu/real-time
weathernews.jp/s/topics/201608/300205/
北海道に6回目の台風「過去にない」 9月も大気不安定
08/31 07:00 dd.hokkaido-np.co.jp
台風10号が30日夜、渡島半島付近に接近したことで、8月に入って台風の北海道上陸は3回、通過・接近も3回に上った。計6回で、1年間の平均の1・8回を大幅に上回る
「過去に例のない事態」
(札幌管区気象台)。
太平洋高気圧が平年に比べ北東に停滞していることに加え、日本海では冷たい空気の固まり「寒冷渦(うず)」が発生し、北海道に台風や雨雲が近づきやすい状況が続いている。
関係者は
「9月も大雨への注意が必要」
と話している。
気象庁は、台風の中心が海岸線に達すると「上陸」、島や半島を短時間で横切ると「通過」、300キロ以内に近づくと「接近」と定義している。
8月は、9日の台風5号を皮切りに6、7、11、9、10号が北海道に接近。うち7、11、9号が上陸した。
札幌管区気象台によると、9号までは北海道の東の海上に張り出した高気圧の端に沿って北上し、相次いで北海道に近づいた。10号はいったん南西に進みながら、偏西風に乗って東にUターン。寒冷渦と高気圧の隙間に引き込まれるように北西に進み
「極めて異例のコース」
(気象台予報課)
をたどった。
日本気象協会北海道支社の木村義昭気象予報士は
「北海道上空で偏西風が蛇行し、北からの寒気と南からの暖気が混ざり合い、大気が不安定な状態が続いている」
と説明する。10号通過後の道内は天候が回復する見込みだが、木村さんは
「局地的な大雨や、竜巻など変化の激しい気象に引き続き注意が必要だ」
と話している。