数千羽の群れで繁華街の樹木に殺到して夜明かしするため、人声もかき消される異様な騒ぎという(thepage.jp)。美しくない機械の騒音に近い「ジャー」声とフン害に悩まされるらしい。
山奥に住むKidsのMath指導の老先生も朝晩の山鳩の鳴声には悩まされているらしい。美しい鳴声の小鳥達は既に南方に去ってしまったという。
天敵タカで迷惑ムクドリ追い払え 滋賀で対策、効果検証へ
2016年09月15日 11時01分 京都新聞
JR近江八幡駅北側でフンや鳴き声が問題になっているムクドリの大群を追い払って分散させようと、近江八幡市は滋賀県内の自治体では初めて天敵のタカを使った対策に取り組んでいる。
商店が並び人通りの多いJR近江八幡駅北側には、日没間際になるとムクドリが飛来して大群になり、街路樹や電線をねぐらにしている。
下の道路や歩道はフンで汚れ、夜中まで鳴き声が響く。
市環境課によると、ムクドリは以前から同駅周辺に集まっていたが、昨年から特に駅北側で目立つようになり、約6千羽が集まっているという。
電線を管理する関西電力が電線にとげ状の突起物をつけるなどの対策を行う一方、同市は他地域の事例を参考に、タカを使ったカラスやハト、ムクドリ対策を行う株式会社グリーンフィールド(大阪市西区)に依頼し、8月末から追い払いを始めた。
同社はハリスホークという種類のタカを使い、駅周辺のビルの屋上などからムクドリの集まる場所に何度もタカを飛ばして追い払っている。同社代表取締役の伊駒啓介さんは
「ムクドリが音や光に敏感になってきた。タカへの恐怖心を植え付けられているのではないか」
とみる。
事業は県との共同で、9月末まで週2回ほど追い払いを続ける予定。同課は「今回の効果を検証して、今後の対策に生かしたい」としている。
日本野鳥の会自然保護室によると、ムクドリが集団をつくるのは夏から繁殖期が始まる2月ごろにかけて。
日中は公園や農地でエサを探し、夜はタカやフクロウなどの捕食者を避けるため、集団をつくりねぐらで過ごすという。
人通りが多く夜も明るい市街地の街路樹や電線は野生の捕食者が近づきにくくねぐらに最適で、各地で対策に苦慮している。
同室の山本裕チーフは
「追い払っても他の場所で集団をつくったり、条件の良い場所には再び集まる可能性がある。集団は季節的なものなので、複数の対策を組み合わせながら共存する道を探ってほしい」
と話している。