岐阜市内の畑で拾った石、「長良隕石」と命名
2018年3月1日 22時47分 中日新聞
岐阜聖徳学園大などの研究グループは1日、岐阜市の男性が2012年に近所の畑で拾った石が、鉄とニッケルの合金でできた隕石の一種「鉄隕石」だったと発表した。
国内で隕石が確認されたのは04年以来、14年ぶり。
発見場所にちなみ「長良隕石」と名付けられた。
国立極地研究所などによると、隕石は太陽系形成初期の約46億年前にできたと考えられ、これまでに世界で約5万8千個が見つかっているが、うち鉄隕石は約2%と珍しい。
鉄隕石が国内で発見されたのは1938年以来という。
分析した東京大の三河内岳准教授(惑星物質科学)は
「太陽系の歴史を刻んだ化石。貴重な試料だ」
と話している。
(共同)