目的地の「りゅうぐう」見えた はやぶさ2、130万キロ先撮影
2018年3月1日 20時43分 中日新聞
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、探査機「はやぶさ2」が130万キロ先にある目的地の小惑星「りゅうぐう」を初めて撮影したと発表した。
これまで最初に撮影できるのは5月ごろと見込まれていた。
カメラの作動試験で偶然捉えたため、研究チームは驚いているという。到着は6月下旬の予定。
りゅうぐうは直径約900メートルのほぼ球形だが、表面の状態など詳しいことは分かっていない。
2月26日のカメラの作動試験後、画像を点検すると、真っ暗な宇宙空間の中に、ぼやけた白い点として写っていた。
周囲の恒星との位置関係などから、りゅうぐうと特定した。
(共同)