Quantcast
Channel: blog化学
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

独協大、15年度から法科大学院の募集停止

$
0
0
独協大、15年度から法科大学院の募集停止 県内事実上ゼロに
 
2014年6月18日(水) 埼玉新聞
 
模擬裁判などができるキャンパス内の法廷教室=草加市学園町の独協大法科大学院(同大提供)
 
 独協大(草加市)は17日、法科大学院の学生募集を2015年度から停止すると発表した。
 
全国的に法科大学院の入学志願者が減少する中で、同大学院でも厳しい状況が続いていた。
 
県内では大宮法科大学院(さいたま市)が13年度から学生募集を停止、桐蔭横浜法科大学院(横浜市)に統合されており、埼玉の法科大学院は事実上ゼロになる。
 
 文部科学省によると、廃止を含めた募集停止は全国19例目。独協大の犬井正学長は
 
「将来の見通しを確保できない状況となり、苦渋の決断に至った」
 
とコメントを出した。
 
 独協大法科大学院は04年、草加市の独協大キャンパス内に開設。模擬裁判ができる法廷教室や自習室、教室などが設けられている。
 
 13年度までに264人が修了し、うち42人が司法試験に合格。弁護士など38人の法曹資格者を輩出した。
 
 一方、  開校時に772人いた受験者(入学者53人)は、14年度には16人(入学者6人、転入1人)まで減少
 
開校時に約50人だった定員は3度変更、14年度は18人に減らした。11年は11人いた司法試験の合格者も昨年は4人だった。
 
 現在21人いる学生全員が修了するまで授業を続け、修了後5年間は学生を支援するという。独協大は同大学院の廃止は明言していない。
 
 07年、同大学院の関連機関として松原団地駅前に「独協大学地域と子どもリーガルサービスセンター」を開設。併設の法律事務所と連携しつつ、相談員が無料で相談を受け付けている。
 
 また、同大学院の必修科目で、学生が市の法律相談に弁護士と陪席する機会が設けられ、通常の相談よりも所要時間が長いことから、市民から好評だったという。
 
 独協大は
 
「学生が陪席する法律相談はなくなると思うが、サービスセンターは新たな形で維持できるよう検討している」
 
としている。
 
■法科大学院
 
 法曹(裁判官・検事・弁護士)を養成する専門職大学院で、2004年4月にスタート。修了すれば新司法試験の受験資格を得られる。文部科学省によると、全国に国公立、私立合わせて74校に設置されたが、独協学園(草加市)が10年に姫路独協大法科大学院(兵庫県)の学生募集を停止する方針を決定。全国でこれまで18校が学生募集を停止した。
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2255

Trending Articles